よいお年を◆┳段で。

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     店の仕事を終えて、バイトたちがガヤガヤと賑やかに階段を上がって来る。女子は更衣室があるが、男子は階段の二階上がり框で着替える。←男子の皆さんごめんなさいね。いつものように、ガヤガヤと、マジっすか〜、などと、どうでもいいおしゃべりをしながら寒いところで着替えている。バイトを車で送りに、そのうるさい連中の脇を通って階段を下りた。

     

     踊り場に来た時、高さんと呼び止められた。何か、と思って振り返ると、4人くらい固まっているバイトの後ろから、大学生のHさんが顔を出した。

     「今年一年お世話になりました。有り難うございました。よいお年を。」

     横にいた女子学生のBさんも「あ、わたしも今日で今年の出番は終わりだ! よいお年を」と言った。

     踊り場から、「よいお年を」と返した。これから何年間かで終えるであろう不思議なひとの縁に、少し胸が熱くなった。

     それから心の中でちいさく言った。いろいろ理不尽なことも言ったに違いないのに、お世話になったのはわたしの方です。


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