デザインプラザ・イン・ソウル:近代建築の衝撃

  • 2018.09.03 Monday
  • 02:32

  ソウル滞在2日目の昼食を食べた後に、東大門市場(トンデムンシジャン)にある旧野球場跡に行った。奥さんの話だと計画を超える厖大な資金、時間ががかかったという。近づいて、デジャヴのように気づいた。高校同期の建築家・Tがソウルに行ったときに撮っていた写真だ!!

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 彼の評価がどうだったか覚えていないが、近づくほどに驚いた。木を用いない公共現代建築で、わたしがこれほど魅かれたものは今迄ないといっていい。広大な建築群に近づくほどに、内部に入るほどに、とてつもなくマッシヴな空間造形に圧倒される。今、圧倒されると書いたが、圧倒されながら、同時に我ながら驚くほど心が、解放され、安らぐ・いつまでも居たくなる空間なのである。こんな経験は初めてだ。近代建築の構成素材は、コンクリート・ガラス・鉄(金属)とするそうだが、まさしくこの3要素でこれほどのものができるのである。

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 巨大な像わきの国旗が残念だ。これがなければもっといい空間なのに……。

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 ひとの歴史や未来を感じる。

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 一緒に行ったバイトの皆さん。

 

 そこに二体の巨大な像が建てられていた。それがまたいいのである。誰の作品か忘れたが、この巨大な建築群に拮抗する素晴らしいものだと思う。

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 こちらは、flower blossom(開花)と言う題名の作品。もう一つはroad(道程)というタイトルだったような……。

 今回の旅行の直前にデジカメが壊れて、写真を自分で撮ることができなかったのが残念だが、わたしの力量ではとてもこの建築群をうまく写真に収めることは不可能だったろう。

 

 どうしても夜のデザインプラザも見たいという欲求を抑えることができない。バイトのみんなはつまらないだろうから、夕食後ホテルに戻って、奥さんと二人で行くことにした。カメラは奥さんのスマホ。結局一枚も撮ることはなかった。わたしのカメラの腕では到底無理なほど夜も素晴らしい空間だった。

 

 けっこうな人がいる。日本からわたしたちふたりが来て、この空間を、夜、歩いているのが、摩訶不思議なような自然なような気持だった。それまで一度として言わなかったのに、亡くなる直前、病室のベッドの上で、突然アボジがコヒャン(故郷)に行ってみたいと言っていたっけ。

 デザインプラザはいくつかのゾーンに分かれていて、わたしの一番のお気に入りは、博物館エリア脇の広い階段から地上に上っていく造形空間なのだが、そこを登っていくと、ピアノの曲が流れてきた。上にあがるとピアノが置かれていた。

 若いカップルがふたりで弾いていたのだ。初めて聞く曲だった。建物に反響しながら聞くその曲は夜のそこにふさわしい気がした。あまり感動したので、弾き終えた二人に拍手を送り、背後から声をかけた。

 なんと言う曲ですか? 

 驚き、少し恥じらうように、若い男の子が、プレインエイジアのリミックスですと英語で答えてくれた。ぼくらは日本から来ました、演奏にすごく感動しましたよと、英語で応じた。若い二人は嬉しそうに、わたしたちが上ってきた空間とは別の・薄暗がりの広い空間の中へ去って行ったのだった。そういう会話も自然に感じられるほど気持ちのいい場所なのだろう。

 この巨大な空間を見られただけでも十数年ぶりに韓国に来られてよかった。ふたりで夜の賑やかなソウルを、道に迷いながらホテルへ帰った。

 いつ完成した建築群かもわからないのだが、残念なことに打ちっぱなしコンクリートの劣化が進んでいた。建築の素人なのでよく分からないのだが、揺れや歪みを逃げるために、コーキングで逃げる部分があるはずなのに、そういう処置が施されていないように見える。

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