岩見沢産大豆の厳寒期自家栽培の問題

  • 2018.02.18 Sunday
  • 11:48

 単価が安いとはいえ、自家栽培大豆もやしナムルは、精養軒のオリジナリティを確保する、韓国にも、日本の焼肉屋にもない・大事なメニューの一つです。

 厳寒期に急激に発育不良を起こした精養軒の自家栽培もやし。最大569粒(大豆1000ml中)もの発育不良が出ました。今回も農家の松本さんから購入した岩見沢産大豆を使って、実験しています。大豆もやしの不良生育率を減らす条件を探ります。環境温度と大豆浸漬時間・浸漬温度の関係で、至適値を求めることができれば、というのがおや爺の目論見です。

さて今回の結果は……。

soy2.jpg

 栽培器中の発芽大豆。空けて調べてみましょう。

soy3.jpg

 やた〜!! 発育不良大豆38粒。今までの栽培で最少です。

soy6.jpg

 一見良いようですが、へこみができていると、そこから腐ったり、折れてしまします。←おや爺の手のことではありません!ぐすんぐすん

soy5.jpg

 残念!!半分に割れてしまいました。

soy4.jpg

 芽は出ているんですが、ここまで丸くなると伸びる率が減って、腐る原因になりますね。←おや爺のことではありません。Docomo_kao18

 

 発育不良大豆を取り除いて栽培器に戻して栽培開始です。 

soy1.jpg

 う〜ん、この方向でやっていけば、データがそろうのも目の前かも……。ちゅんちゅん←そう言うとまた連戦連敗を続けるおや爺でありますね。と、ほ、ほ。暑い

コメント
発芽の条件は、水と空気(酸素)と温度と習いました。
その条件の最適組み合わせ探しでしょうか・・・・・。
最適条件下での平均発芽率はどのくらいですか?
収穫から発芽させるまで保管は短期間でしょうから、環境の影響は少ないでしょうが、種子は保管条件も発芽率に影響すると聞いています。
釈迦に説法、ゴメンナサイ。役にたてばいいのですが。


  • ワイン好きの料理おたく
  • 2018/02/18 6:13 PM
コメントありがとうございます。<釈迦に説法>なんてとんでもない。ぼくは素人ですよ。情報量が決定的に不足しているので、とにかく大歓迎です。とにかく知識を得るために某大手種苗メーカーの研究員の方に話しを聞いたり、道立試験場の方に当店のもやしを持って行って、教えを請うたこともあります。

 研究員のお話しでは、地面に撒く種子用大豆の場合、発芽率85%以上で出荷するとおっしゃっていました。ところがある地豆会議でお会いした豆蔵の社長に疑問をぶつけると、水耕栽培で育てる大豆もやしの場合、発芽率は95%は必要だろうと言われたんですよ。そうしないと発芽しない豆の影響で、腐敗する可能性があるとのことでした。

 当店の地豆大豆は今の段階では発芽率98%は軽く超えていると思います。<収穫から発芽させるまで保管は短期間>ではなく11月にに収穫された大豆はよく年の2月頃まで使う場合があります。問題は夏の高温多湿時期を超えると発芽率が急激に悪くなります。冷蔵保管がいいんですが、当店にそういう設備はありません。風通しのいい保管場所があればいいんですが……。

 埼玉に尊敬する個人のもやし屋さんがいらっしゃいます。その方こそもやし界の釈迦ですね。その方の大豆もやしも夏以降は作りません。ある程度の商売規模で栽培するには、急激に発芽・生育しなくなるからだそうです。埼玉は北海道よりさらに夏の条件は厳しいですから。

 先ほどの道立試験場の研究員の方は、うちの豆もやしの頭の大きさと味に驚かれておりました。あれはうれしかったなぁ。その方は豆のサイズが大きくなると何故か発芽率は低下するんです、とおっしゃっていました。確かにその後、超大粒径の道南の幻の大豆・たまふくらを試したんですが、生育に失敗しました。

 発芽条件と生育条件はたぶん違うと思うんです。ひとと同じで、発芽させる赤ん坊の時期が一番難しいと思います。その時になるべく愛を込めた温和な条件を用意するのが大事で、その後は逆に厳しい条件で育てるのが美味しい大豆もやしを作る条件かもしれません。
 人間教育豆もやし理論なんちゃって¥(^o^)/

 何か情報があればいつでも教えてください。喉から手が出るほどお持ちしております。
  • おや爺
  • 2018/02/18 8:05 PM
元試験場でお勤めの方に聞いてみました。
以下、メールの抜粋です。

根粒菌を見るために水耕で発芽させたことがあります。そのコツは、マメに十分に水分を吸収させること。根がでてきたら、水のやり過ぎに注意。過湿になると根が腐ります。

 種の保存方法:普通はその年に使い切ります。古豆はタネとして使いません
(発芽率落ちる)ご存じのとおりです。

 家庭でタネを保存するときは、冷蔵庫にいれます。湿度が低く、低温です。

 遺伝資源を保存する試験場では、冷凍庫で保存します。温度は家庭用より低いと思います。

 タネの量が多いとそれも無理ですね。
紙袋(米用の一度使ったもの)にいれて、湿度と温度の低い部屋に置いてます。


引用はここまでです。以下は私の文章です。
遺伝資源の保管のため種子を冷凍にすることは、知られています。
適正な条件は分かりませんので、商業冷凍冷蔵庫に試験的に預けるのはいかかでしょうか。商業冷凍冷蔵庫の庫内温度はマイナス18度以下です。家庭用冷凍庫より温度の変化少なく安定しているはずです。
商業冷凍冷蔵庫から経時的に少量を引き出し、発芽試験ともやしの生育を確認してみてはいかがですか。
  • ワイン好きの料理おたく
  • 2018/02/19 4:33 PM
 嬉しい情報ありがとうございます!! (^o^)お店には一坪型冷凍室と一坪型冷蔵室がありますが、たぶん種子用には温度・湿度変化が大きいので使えないと思います。マイナス18度のストッカーがあるのでそれで保管しようかな。いきなりスットカーよりも冷凍庫で急速に冷凍させた後で、ストッカーに入れた方がいいですよね。でも冷凍庫保存で発芽率がどうなるか、データか論文ありますか?ある程度英語論文は読めるので知りたいです。
  • おや爺
  • 2018/02/19 5:25 PM
残念ですが、聞きかじりの知識なので適当な論文は分かりません。Internetで種子の冷凍保存を検索すると、かなりヒットします。又、お知り合いの試験場研究員の方にお尋ねになってはいかがでしょうか。
送りっぱなしの状態でフォローができず、ゴメンナサイ。
  • ワイン好きの料理おたく
  • 2018/02/19 8:33 PM
 すみませんちょっと、興奮しちゃいました。冷凍保存のことを教えてもらっただけでも十分です。ちょっと調べてみます。ありがとうございます。
  • おや爺
  • 2018/02/19 9:07 PM
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