精養軒前へ編:岩見沢産大豆の厳寒期自家栽培の問題

  • 2018.02.09 Friday
  • 01:09

 またかよとお思いでしょうが、当店では地元大豆を使って大豆もやしを自家栽培しております。韓国でも味わえない独特の豆の旨味に満ちた大粒もやしで、精養軒ならではの味として、お客様から好評を得ております。

 今は、岩見沢の農家・松本さんから去年の11月から仕入れして育てていたのですが、栽培の度にもやしに成長しない大豆が増えて来ました。一回の栽培で、大豆1,000ml仕込みますが、この時期ならだいたい不良大豆は90粒前後です。夏場を超えると、高温のダメージで、不良大豆が倍近くなります。ところが、この時期に不良大豆が、150粒、240粒、とうとう前回は、569粒となってしまいました。こうなると夏場まで大豆の高発芽率を維持するのは不可能です。

 

 早く決断しなくてはなりません。意を決して、松本さんに電話をしました。25kg二袋のうち1袋を引き取ってもらえないかという打診です。一袋はもやし栽培に向かなくても、精養軒で作る自家発酵味噌3種(日本味噌と韓国味噌2種)と自家製豆腐に使えるからです。

 松本さんは、そういうことであれば、快く引き取りますとのことでした。有難いその言葉を聞いてからです。わたしたちがまだ試すことがあるのではないか。丹精込めて作った松本さんの大豆の、これほどの急激な発芽率の低下は他に理由がないか調べる価値はあるということです。

 

 1月からどんどん気温は下がり、ここのところ岩見沢は、最高気温マイナス零度以下、最低気温マイナス20℃という状態でした。大手のもやし栽培は環境温度や湿度・成長ホルモンなどでコントロールされていますが、精養軒はそうはいきません。各種大豆栽培論文から、ようやく精養軒にあった大豆浸漬時間と浸漬温度を見つけて、ここ半年はうまく栽培していましたが、厳寒期の条件では豆の吸水が均等にいかない可能性に思い至りました。

 

 あらためて浸漬温度と浸漬時間を変えて試してみました。3日後の今日。

 

 やった〜!!!火手晴れ

 不良大豆42粒!!

 早速松本さんに連絡。もう少し様子を見てさらに報告することになりました。

 上の写真はもやし栽培容器の中の浸漬後3日経った・順調に育っている大豆もやし。

もやし栽培奥が深し! 

 簡単にあきらめてはいけませんね。農家の方にも申し訳ない。なんどか実験を繰り返して、もしかすると環境温度を考慮に入れた、浸漬温度と浸漬時間の適切で簡単な数式を得ることができるかもしれません。

 おや爺、こんな瞬間のこころ踊りをみなさんと共有できたらうれしいっす!!手ちゅんちゅん

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