千歳meon農苑 近さんのこと:『ひとは見たものを記すが、わたしは記したものを見るのだ。』

  • 2017.07.25 Tuesday
  • 23:14

 今年初めて奥さんと、休みの日にタンデムツーリングをした。彼女はバイクの後ろで寝る癖があるし、二人乗りはソロとは違って事故を起こす訳にはいかないので慎重を期して、近場のニセコに行くことにした。小樽周りで、余市へ。尊敬するニッカの創業者・竹鶴と奥さんのリタゆかりのニッカウイスキー蒸留所内の二人の家を見学した。こころざわつく日が多いから、ふたりの苦しみや喜びに近づくと、落ち着くのだ。

 

 翌日ニセコひらふから、美笛峠を越え、支笏湖のレイクサイドを抜けて千歳に向かった。途中近さんのmeon農苑に寄ることにした。

 着いたら看板が。

 あちゃ〜、閉まっている? よく見ると都合で食事はできないが、飲み物はあるとのこと。

 奥さん、岩見沢にいた頃と全く変わりません。今日は、看板を見て皆さん帰られるので、開店休業です、とのこと。

 コーヒーとココアをお願いした。ゆったり、二人で飲んでいると、庭園のはずれに近さんらしき人が見える。仕事が一段落したのか、こちらに近づいてきた。去年大学以来の友人が東京から来たのでここに案内したのだが、そのときよりさらに痩せていて驚いた。

 痩せてはいたがすごく元気。

 

 ボランティアで、3年間、友人のワイン醸造所の庭作りにをやっていて朝6時に岩見沢を出て余市へ行ったりで、毎日15時間は働いているかなぁ。その間新潟の友人の庭づくりもやってすごく忙しいの。でも11月から4月まではヒマだから、体重も増えるんだよ。今高校時代の体重に戻って53kgだけど、冬は65kgくらいになる繰り返し。

 

 そんなによく仕事できますね。エネルギッシュなんだなぁ、と思わず言ってしまうわたし。

 

 いや〜、もう70になるんで、ちょっと仕事をセーブしようかなって思ってるんだけど、動けるうちはやらないとね。

 

 何にでも、どうでもいい悩み方をして、力のないウルトラマン(←それじゃぁ、ウルトラマンじゃないだろう_| ̄|○)の3分後のように、すぐエネルギーの切れるわたしとは大違い。近さんのお話しを聞くだけで、居ずまいを正される。

 岩見沢の「わたしの部屋」を閉められて、札幌で店をやり、その後千歳で年来の夢5000坪のmeon農苑を始めらられて13年。途中で一度お伺いしたときは、これは絶対無理ではないか思った。そして3年前meon農苑に行って、度肝を抜かれた。この目の前の光景が、あの時、見えていたんだ、近さんは。

 その時の最初の近さんの、いつものゆったりとした笑顔の言葉は忘れられない。

「(来るのが)遅かったね。」

 わたしには、(わたしが見通すのが)遅かったねと言われているような気がした。どの分野の学者の言葉だったか、わたしの好きな言葉に『ひとは見たものを記すが、わたしは記したものを見るのだ。』がある。わたしにとって、近さんのmeon農苑だって、湯川秀樹の中間子論やニュートンの微分論と同じだ。

 

 余市の友人のワイナリーもぜひ見に行って、素敵だからと念を押されて、カードを渡された。人を送るからと、近さんは出ていかれた。

 近さんが座られていた椅子。近いうちに行ってみますね、近さん! 

 お話をうかがえてよかったです!!

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