落語好き詩人のアーサー・ビナードさん 突然の来店

  • 2016.10.25 Tuesday
  • 11:16

 このブログをきっかけに、ときどき摩訶不思議な縁が生まれることがあります。なにがあってこのブログにヒットしたのか、建築家のargonさんこと平山明義さんは突然吹雪の中、お店に来られ、のちに自身が作られた絵本を送ってくださいました。『目のひみつたんけん』と言う素晴らしい科学絵本でした。

 

 ブログに『北海道は今素晴らしい季節です。福島からもお越しください。』と書いたら、しばらくして、福島から家族3代でT様が来られました。札幌に泊まりわざわざ電車で岩見沢まで来られたのです。何故当店のことを知ったのですかとお尋ねするとツイッターに書いてあったそうです。駅までの道のりがお年を召したお母様に辛いかもしれないので、当店の車で駅までお送りしました。

 今でも忘れられない嬉しい、そしてお出ししたメニューで悔やんでもいる出来事であります。

 

 神奈川から来られたご夫婦は、わたしの学生時代からの友人の親友で、このブログの読者でした。札幌に来られたのを機会に来店されたのでした。冬に来られて、札幌で転倒して骨を折られて帰られたことを後で知りました。う〜、皆さん冬の北海道の道は気をつけてください。

 東京から来られたブログの読者の方もいらっしゃいます。

 

 詩人のアーサー・ビナードさんの絵本を三冊、以前ブログで紹介しました。(『ここが家だ』『はじまりの日』『すばらしいみんな』)そのうちの一つ記事に、「何かうれしくて」と、旭川のkさんがコメント送ってくれました。そしてわたしの記事にアーサーさんがすごく喜んでくれたということでした。嬉しいと同時にわたしの日本語訳したものがアーサーさんに見られたかもしれないと思うと、ヤドカリのように気の弱いおや爺は、恐ろしさで肝がつぶれそうでございました。

 kさんとの縁が広がり旭川から突然、お任せコースでご来店されるお客様も何回かいらっしゃいます。23日もそんなお任せのコース、4名様のご予約でした。

 その中のお一人が、なんとアーサーさんだったのです。

 は、早く前もって知らせて〜!! 

 親の後を継いで30年以上経ちます。その間各界から有名人も何人もいらっしゃいましたが、こんなに緊張したのは初めてでございますがな。何せ、アーサーさんはわたしの数少ない<屈せざる希望>のお一人ですから。詩人や思想家・科学者でわたしの尊敬する方がどんどん亡くなられてしまいました。まぁ、わたしが年をとったということですけど……。

 

 理論物理学者の湯川秀樹・坂田昌一・武谷三男・早川幸男、言語学者・独学の科学者・三浦つとむ、数学者の遠山啓、気骨の自民党政治家(statesman)・宇都宮徳馬、詩人の黒田三郎・茨木のり子、劇作家の井上ひさし……書いているだけでさびしくなってきます。それらの方が亡くなられたあと、いろんな出来事が世界に起こるたび、かれらの答えを切実に知りたくて、ほんとうに泣きたいほど途方に暮れるばかりです。

 

 アーサーさん、店の待合で、自分の絵本を見つけられて、サインをしてくれているじゃぁ、あ〜りませんか。

 カムイ伝の白戸三平さんからおや爺の奥さんが頂いた自作の花瓶と並ぶ、精養軒の家宝でございます。とにかく小熊秀雄の詩のように話し続けるアーサーさん。今度いらっしゃるときは、アーサーさんの口をお止めするほどの料理をお出ししたいものです。手手←納豆好きで自ら名前を漢字で朝美納豆(あさ・びなっとう)とまで書くアーサーさんに、朝鮮食文化の誇る・過激な上にもカゲキな匂いの納豆系味噌、自家製のチョングックチャンの入ったチゲ(まずは小手調べに。数%だけちゅん)を食べていただきましたがや。お願いhirasan

コメント
おや爺さんのブログの中にささやかな共通点を見つけては、勝手に縁を感じている一人、わしです。ご無沙汰しています。
実は先日、私もアーサーさんにお会いしました。近くで講演なさることをひょんなことから知り、行かねば!と出かけました。ところが、肝心のアーサーさん、新幹線をまちがえて大遅刻。ふと気付くと、私の右隣に外国の方が座りにきて、にこにこしていらっしゃいます。しかし「講演者の方の席はあちらです。」の声にうながされ、「つまんないの」なんてつぶやきながら前の席に一人着かれました。びっくり、それがアーサーさんでした。
そして、遅れてご免なさい、飲み会なら駆け付け三杯のところ、それはいいけど駆け付け警護って…出来る訳ない……と話は始まりました。その内容たるやむずしいことをやさしく、そしておもしろくっていうまさにそれで、何から何まですーっと入ってきました。もう、誰かに伝達講習したくてたまらないほど体に入っています。
そんなアーサーさんに会いたくても会えなかったおや爺さんのところに、アーサーさんの方から出向いてきてくれるなんて。おや爺さんの恋心の力はすごいですね。というか、そりゃあびっくりなさいましたね。
ところで、なぜ1冊絵本を持ってるきりのアーサーさんの名前をチラシに見つけて、「行かねば!」と思ったのか、自分でも分かりませんでした。確かにちょっと前に友達との会話に出てはきていたけれど。でもブログ見て気付きました。こんなにこんなにおや爺さんのブログに登場していたのですものね。熱烈に。その内容は忘れて(失敬)いたのに、熱だけは乗り移っていたのか〜〜と思いました。おや爺恐るべし。
サインをいただいた絵本「さがしています」を改めてちゃんと読みました。
いよいよ冬が来ますね。お産と同じで、なんか冬の厳しさって調子よく忘れてて、毎回「ああこれだった〜」と思い出してはびびります。難産も安産もありますが。無事乗り越えましょう。そちらの地の方がはるかに厳しい冬でしょうが。お体大切に。ではまた!!
  • わし
  • 2016/11/03 4:56 AM
あれまぁ、わしさんもアーサーさんにお会いしたんですかぁ。わたしも店でお会いした次の日、旭川の講演を聞きに行ったのです。すぐ記事に書こうと思っていたんですが、記録した手帳は講演会場のお寺に置き忘れるし、お金は落とすし(すぐ後ろの方が見つけてくれました)、相変わらず粗忽者でございます。

 わたしもわしさんに不思議なパイザを感じますよ。いつかお店でお会いできる日があることを……。それまでお元気で日々をお楽しみ下され。
  • おや爺
  • 2016/11/04 12:59 AM
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