今冬も恐るべし、豪雪岩見沢。アルゴン氏乱入

  • 2013.01.10 Thursday
  • 15:54

 正月は去年と違って穏やかでした。それが悪魔の計らいとは知る由もない岩見沢住民。その後猛烈な寒波プラス大雪で、すっかり去年のこの時期の積雪量を超え、平年の倍を超えて137センチ。1月6日の夜も2日続きの大雪。
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 これは14世紀の怪奇の館ではありません。焼肉屋の勝手口です。←21世紀の怪奇の館かも……。去年の写真ではありません。6日夜の写真です。普段絶対雪の巻き込まないところがこうですがな。
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 左の写真、タイルを接写してみました。ビブラート貼りタイルのリブのところに雪が吹き付けて盛り上がっております。右の写真、近くの家を接写。屋根の雪庇がソフトクリームのようですがな。
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 次の日7日の朝。一時吹雪がやみました。店の花壇のうえの雪庇というより雪溶岩状態。この通路はようやくロードヒーティングがきいて解け始めております。
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 店の前に止めた車を見るとこのおとり。一晩でこのありさま。周りのロードヒーティングは何も効いておりません。右の写真は反対側。どれくらい積もったかお判りでしょう。おや爺、怒りのモヒカン、って自分の髪では物理的にできないのでフィットに八つ当たり。
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 どや! かっ、かっけ〜。都会のヤンキーにはできない自然改造車だ。まいったか。
 んでもって、走る
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 対向車とガチンコ勝負だっ。怖がって周りがよける? すぐ下ろしました。道交法違反、たぶん。
 そんなことをしている場合ではない。雪かきをしている間に店を始める時間。夕日が……。
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 てなわけで、1月7日は朝からほとんど猛吹雪でした。3回ほど雪はねをして、今日はお客さんは来ないだろうなぁ、焼肉屋をころすに刃物はいらぬ、吹雪の一つもあるがよい、あ、こりゃこりゃ、などとうなっていると、案の定お客さんは誰も来ないのでありますね。

 そんなさびしい7時ころ、おや爺は厨房で、仕込みをしていたら、カウンター後ろの肉場で仕事をしていた兄・親ジジイが、「あんたの知り合いだというお客さんがカウンター席に座っているよ。挨拶したら。」

  おや爺の一番まずいパターンですがな。自慢じゃぁ、ありませんが、客商売をやっているくせに、人の顔や名前を覚えられない。さらにひどいことに子供のころや学生の時関係があった人の名前も顔も覚えていない。

 覚えているのはどうでもいい時の風景や、空気のおもさや匂いばかり。よく行くブック喫茶のマスター、フィリップ・丸尾氏によると「無意識にあんたはむかしのことを忘れたがっているからだ」と言うんですが、どうですかねぇ。

 そのうえ、30年近く商売をやっているくせに、知り合いが来るとどう対応して良いか、いまだわからないという立ち位置不明のおや爺であります。

 さて、秘密の隠し小窓からちらっと見てみましょう。あ〜、だめだ。わからない。大学時代じゃないなぁ。親ジジイ、「大学時代じゃないって言ってたよ。」 うわ、それはさらに難しいなぁ、高校以下になるとほんとに覚えてないからなぁ。知的なムードを漂わせております。あきらめて恐る恐る挨拶に伺いました。かすかに大阪弁のイントネーション。疑惑の念が、でもまさか、こんなひどい雪の日に……。

 でもそうでした。わざわざ大阪からお店に来てくれたのは、建築設計士をされているアルゴンさんだったのです。アルゴンさんは、実はおや爺のブログの記事を通して精養軒を知ったバーチャルな(コンピュター上の)お客様。ときどき記事についてあたたかい・時にヘンテコリンなコメントを送って頂いております。わたしの方もアルゴンさんのブログをやめられないまま読み続けたのです。基本的におや爺はfine lineをあゆむ方に魅かれるんですね。でも建築やキリスト教についてのバックグラウンドのない・わたしのような素人にはちょっと難しい。

 驚くべき量を食べて帰られました。気に入られたのかどうか、建築同様食べ物も実物より写真(想像)のほうがよく見えますからね。期待(想像)が実物を超えるのは、おや爺のせいではありません。←ひどい言い訳。あまり辛くないですねとおっしゃるので、精養軒の一番辛い青唐辛子の4升漬けをお出ししました。たいしたことないですねという返事でしたが、鼻水がタラリと流れていたので、い・じ・っ・ぱ・り とするどく見抜くおや爺でありました。

 アルゴンさんの話。千歳でも札幌でも雪が多くないので、大したことがないと思って、電車で岩見沢に向かったら、途中からすごい状態で驚いたとのこと。駅に着き、下を見ながら歩いていたら雪山に突っ込んだそうです。ひどいところだと褒めてくれましたな。

 食事を終えて外まで見送ったのですが、南国育ちの素人には困ったもんです、一度くらいの雪山激突も教訓になりません。豪雪岩見沢の冬道を、ポケットに手を突っ込んで歩こうとするではありませんか。ありがたく注意をさせてもらいましたがな。(ちなみに神奈川から来ていただいたバーチャルなお客様は、当店に来た次の日冬道の札幌で転倒、骨折した!)

 でも二度とこのようなことをしてはいけません。精養軒は突然休むこともあります。実際アルゴンさんの来た次の日は休みでしたし、今日も臨時休業です。今までブログを通じていらした方は、東京と神奈川でいらっしゃいましたが、ひと方は実家が岩見沢の方。もうひと方は、たまたま札幌に用事があっていらした方でした。
 アルゴンさんのように、マイレージがたまっていたとはいえ、精養軒を目的に来た方ははじめてです。遠いところほんとうにありがとうございました。でも心臓に悪いからもう突然はやめてほしい。

コメント
大阪はウマ(甘)モノだけでなく、カラ(韓、唐)モノもふんだんにあり、ワタクシの舌はたんまりと鍛えられていたのであった。青唐辛子の4升漬けなるものを出されたとき、鼻水が垂れたのは、あにはからんや、たまたま微かな風邪気味によるクシャミが出た後だっただけのこと。あれしきの辛さでワタクシを参らせようとするなど、ちゃんちゃらおかしいわ。ホテルに帰る雪道でひとりでひそかに勝利宣言をしたワタクシなのであった!
  • argon
  • 2013/01/11 1:50 AM
管理者の承認待ちコメントです。
  • -
  • 2016/12/18 3:02 PM
 argonさん、こんにちは!

 随分おや爺のブログに襲撃がないので、心配しておりました。世界は平和な動きには程遠いように思える時が多く、ここ一年ほど、わたし自身(マヌケなわたしにしては)、苦しい時を過ごしました。
 生きてらっしたのですね。←失礼!!(^O^) わたしにはただ同時代に暮らしていると思うだけで、心の奥底が支えられるおもいのする方がいらっしゃいます。詩人のアーサービナードさんや、サリン事件の被害者・河野義行さん、精神科医・野田正彰さん、ジャーナリストで詩人の辺見庸さん、驚かれるかもしれませんが、argonさんもそのなかのひとりです。
 argonさんのことをたいして知りもしないのに、そう思われてはたまったもんではないですよね。(^人^)
 ご自愛ください。コメントありがとうございました。
  • おや爺
  • 2016/12/18 3:36 PM
管理者の承認待ちコメントです。
  • -
  • 2016/12/19 3:50 PM
the honor is mine. thank you too.
  • oyajii
  • 2016/12/19 7:55 PM
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