いい夫婦の日2011

  • 2011.11.22 Tuesday
  • 17:31
 当店のアートスタッフ・ドラエモンK坊が、今年のいい夫婦の日のためのプレゼント・手造り豆本を作ってくれました。

 ちょっと拡大してみましょう。

 中はこんな感じです。

 ほのぼの素敵な感じです。

 3年前のいい夫婦の日のブログに載せた、吉野弘の詩をまた載せますね。

 或る朝の  吉野弘

或る朝の 妻のクシャミに
珍しく 投げやりな感情がまじった
「変なクシャミ! 」と子供は笑い
しかし どのように変なのか
深く追えよう筈がなかった

あの朝 妻は
身の周りの誰をも非難しなかった
ただ普段は微笑や忍耐であったものを
束の間 誰にともなく 叩きつけたのだ
そして 自らも遅れて気づいたようだ そのことに
 
真昼の銀座
光る車の洪水の中
大八車の老人が喚きながら車と競っていた
畜生 馬鹿野郎 畜生 馬鹿野郎―と

あれは殆ど私だった 私の罵声だった
妻のクシャミだって本当は
家族を残し 大八車の老人のように
駆け出す筈のものだったろうに

わたしは思い描く
大八車でガラガラ駆ける
彼女の軽やかな白い脛(はぎ)を
放たれて飛び去ってゆく彼女を


 夫婦も家族もいい時も、うっとおしい時だってありますよね。だからと言ってダメだってことはないと思います。

 この詩全体ののあざやかで、切実なイメージは本当のことだからだよな、って思います。
 <彼女の軽やかな白い脛(はぎ)を/放たれて飛び去ってゆく彼女を>だなんて、最終2行は、みごとに映像的・エロス的でもありますねぇ。
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