こころの筋トレ 友人への手紙

  • 2017.05.22 Monday
  • 10:51

 

『Eさん、今晩は! 今日はずっと考えていたことを含めて書きます。長くなるのでお許しくださいね。

 前に書いたかもしれないけど、結局商売のストレスの90%以上は人間関係だというのは本当だね。英語でも昔は人事部を、human resource(いわば人材部門) と言っていたのを、今はhuman relations(人間関係部門)ていうくらいだからね。ぼくも、あほな人間と一緒に仕事するくらいなら、ひとりでやる!って昔は思っていたんだ。だけど、自分の子供が大きくなり、奥さんの生き方に影響を受けたのもあるんだけど、人に対する見方がちょっと変わったかもしれない。

 

 何度言っても同じ失敗はするし、前もって勉強しようとしていないように思えて、誠実じゃぁないって最初は思ったんだけど、彼独特のまじめさもあることに気づいたんだよね。それから彼も変わり周りのバイト達も変わってきた気がする。

 

 <気力が衰えてる感じ。もう商売はいいやって思っちゃう。残り少ないんだから、もっと楽に生きたい>って、Eさんも書いているけど、たぶん僕らの年代の共通の想いなような気がする。大学時代の友人たちが同じように言っているからね。でもね、客観的に、商売・仕事をやめて、これからもっと楽な生き方をしたにしても、多分同じ精神(感情)状態なら、ぼくらは<楽に生きる>という感じになれない気がするんだ。先の見えない社会だし、戦争の足音は確実に聞こえるし、ぼくのような人間の居場所なんてなくなるんだろうなという気がひしひしとする一方で、自分自身の命の先は逆に暗算できる引き算のような気になっているからなんだと思うんだ。

 ひとは死を目的とすることができない、といったのは誰だったかな、同じようにひとは本当は、絶望することもできないんじゃないかって思うんだよ。言葉では言えてもね。今日本で、毎年3万人以上の人たちが自死しているよね。とても他人事と思えない。大変な数だと思うんだ。

 ひとも類的生命体の一つだから、他の生物と同じように人間の内部に生存本能があるはずだから、自分が嫌になって、死にたくなる・もしくはそういう属性を持つほど自分を追いつめるのは、本来的にありえないはずなのに、現実は、なぜそうなってしまうのか。
 それは、感情的主体自己(感情の観念的二重化)を見失っているからなんだというのが世に知られていない・独創の・日本の心理臨床家・K先生の発見なんだと僕は思っています。


 観念的自己疎外(観念的二重化)を法や国家論に観念論的に応用したのはドイツの巨人哲学者ヘーゲルですが、それを唯物論的に改作したのがマルクスだと最初に指摘したのは、独学・独創の学者、三浦つとむです。
 三浦は言語学者として、東大の時枝誠記教授の言語過程論を発展させ、表現と認識・意思論に観念的自己疎外の働きが持つ重要性を指摘したんですよ。K先生は、たぶんマルクスやヘーゲルのことは何にも知らないから(本当はわたしも知らない……)、観念的自己疎外(観念的二重化)とは言っていないけれど、彼は、ノイローゼなどへの感情コントロールの実践的療法に、それを知らず知らずに応用し、心理臨床学の分野であらたな解明をしたんだというのがぼくの考えです。

 3年くらい前に精神的に結構追い詰められた状態になった時があってそのとき、学生の頃読んだ・シュルツ自律訓練法の日本の最初の導入者として知っていた熟練の心理臨床家の、最新の研究を知ったのです。ぼくは骨の髄まで科学理論の信奉者なので、宗教や、瞑想・禅やヨガみたいなものを、尊敬はしていますがそのまま認めることはないんだけれど、かれの理論は独創的で、三浦や時枝とともに、いずれ世界的認められる学者だと思っています。前回Eさんのところに寄ったとき、実は、かれにお会いするのも主要な目的の一つでした。残念ながらその時はK先生は80歳ををとうに過ぎて・もうすでに学者として・心理臨床家としての存在ではなくなっておりましたが、お会いできてよかったと思っています。なにかとりとめのない話になりました。Eさんの手紙に触発されていろいろ書いてしまいました。ではまた。ご自愛ください。』

 

 古い友人たちから手紙が来て、その内容が同じことに驚きます。 時間に追われ、生きる時間も限られてきたのに、もう少し楽に生きたい、仕事をやめたいというのです。多分年齢的なこともあるのでしょう。息苦しい時代になり、先が見えない気がしてきます。先が見えないことは若いときも同じでしょうが、自分の年齢的な先が見えているのがちがうということでしょうか。

 

 お前はどうなんだと言われれば、似たようなものですが、おや爺の場合、歳をとってひどくなったものの、若いころから時々ヘンテコになっていますからね。気分的な変動が激しくなり、それを止めることが年々難しくなってはいました。歳をとった今になって、若い頃はまだ若さの力で、それを克服していたことを知ったのです。さすがにこのままでは気持ちよく・快活に年をとれなくなってきたので、去年から本腰を入れて自分で何とかする方法を探し始めました。

 題して<こころの筋トレ>です。 楽しめない自分を楽しむ迷走(科学的瞑想)をやり始め、記録をとってきました。どういう点に注意してトレーニングいるのかを書きとめていこうと思っています。皆さんのお役にたてればうれしいんだけど、さてどうなりますか。←でもこれって、焼肉屋のブログと何か関係があるの?hirasan←何もねぇよ!!!(・∀・)○

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