店長出村のブログ:お鍋の季節

  • 2018.02.02 Friday
  • 11:42

 先日、私の父の誕生日会を実家でささやかながら開催しました。両親と我がファミリーだけの小規模パーティーですね。私の弟は東京に仕事で住んでいるし、姉は国際結婚でアメリカ在住で近くに居るのは我が家だけです。そもそも父親の誕生会だなんて私が子供の時以来のような気がしました。

 

 さて、この小規模パーティーは我が家の子供、両親からしたら孫ですね。誕生日会とたまに開催する事が行事化しています。定期的に孫の顔を見せれるので大事な場となっています。そしてそのお料理担当責任者は私なのです。今回は母に「お鍋が食べたい」とのことでした。冬場、休みの日は野菜がたっぷり摂れるのでお家お鍋が定番となっているのですが、まぁ親父の誕生日会だし希望はできるだけ受けようと思いました。(母の希望ですが)野菜高騰と言っても、野菜ひとつの量は多いし、なんだかんだ安く済ませれるモノに変わりはないのかな、と思います。

 

 ちなみに、元バイトの東京でイタリアンのお店をしているWさんは「野菜の高騰と言っても200円のレタスか500円ですよね?うちの白トリュフなんて3倍の価格になってキロ〇〇〇万円ですよ。レタスの300円なんて安いもんですよ。」(金額の桁が違い過ぎて驚きのあまりいくらか飛んでしまいました)

 

 閑話休題、普段はお鍋のスープはインスタントのものを使用するのですが、せっかくなのでスープを取るところから始めました。インスタントのスープも良いですけどね。色んな味あるし、楽で美味しいし。スーパーで食べたい味を探すのはひと苦労ですけどね。売り場に散らばっているので。野菜コーナーにはもやしをいっぱい食べれるスープとか、魚売り場にはタラ鍋スープ、肉売り場にはモツ鍋スープとか。売る工夫が買い手には仇となっている事もある気がします。散らばらすのは良いが、スープ売り場にはとりあえず全種類置いといてほしいです。お願いします担当の方。

 

 

 鶏ガラを4つ使いスープをとります。ガラ一個98円。たかーいっ!業務用スーパーなのに高いー!4つ買いました。安かったらもっと使いたかったけど買えません。

 一度湯通ししたガラを洗い、水から煮ること3時間で火を止めます。以前、実家で豚骨スープをとったときは6時間煮て、母に臭いとガス代の心配をされたことを思い出しました。それに比べれば全然だと思っていましたが、この臭いに慣れていない妻は鶏でも臭いとのことでした。換気扇も弱いまま回していたからか?

 自宅で野菜を切り、スープも味付けして寸胴鍋のまま自宅へ。静か〜に運転したつもりでも10分のドライブでそこそこ溢れるものですね。

 

 写真には写っていませんが、『野菜たっぷり鶏もつ少々鍋-醤油味-』にしました。私と父しか鶏もつは食べないので。鶏ハラミも買って、もも肉の代用として。トータル2000円。プラスガス代です。

 

 さて、料理をするにあたり、他のお店では食べられない、自分だけの料理とは何か。精養軒では、自家栽培のモヤシから手打ち高麗雉冷麺、自家製の豆乳から作るスンドゥブなど多々あります。自家製デザートのアイスクリームも他の店とはひと味違うようなものを提供できるように心掛けを忘れないようにしています。流行りに疎くならないように知りつつ、流行りに流されない自分の料理というものを確立していければと思います。

 飲食店ではお金を払って食事に来てくださる。当たり前の事ですけど。満足度をどう高めるか。如何に喜んでくださるか。考えて行動して成長していかなくては将来はないと自分に言い聞かせるのです。なんか自己啓発本みたいになってしまいました! 

店長出村のブログ:クリスマスはさみしくない!楽しくするもの!2017

  • 2017.12.29 Friday
  • 00:01

 今年も一年が終わりますね。皆さんは良い一年をお過ごし頂けましたか?先日のクリスマス前はアルバイトの高校生が「独り身だからさみしい」とか、大学生は街はクリスマスムードになるから「クリスマスが終わるまでバイト以外外出しない」と新しい発想を提供してくれました。笑いました。

 そんなさみしいバイトが居るならと少しでもクリスマスの良さ(?)を感じてもらえればとケーキを作って持って行きました。

 先日、このブログでおや爺が写真を載せてくれたけど、あまり良い写りじゃなかったので私も載せてしまいましょう。(おや爺注:おや爺の記事は消しました。)

 

 

 バイトのシフトに合わせ、23、24日に1台ずつ作りました。

 スポンジは作る時間がなかったので、仕方なく市販のものを使うことに。市販のものはパサパサしていて好きではなかったのですが、久しぶりに買って使ってみると全然そんな感じもなく、格段に以前より美味しくなっています。あなどれません、coopのデコ台!苺は高いので1パックしか買えません。しかも岩見沢市内では安売りしているスーパーで買ったので、傷んでいるところも多少あり。大きさも不揃いすぎる。あと200円足して形、鮮度の良いものにすれば良かったかなーと。苺1パックでは足りないので、代わりに皮ごと食べれる種無しのブドウ、デコレーションケーキには邪道だと思っている缶詰めの白桃を果物として。

 あとはクリスマスカラーにすぐに変身するサンタさんの砂糖菓子とメリークリスマスのチョコプレートを。これさえあればすぐにクリスマスケーキとなります。それらを使い写真のようなケーキに。楽しく作ることができました!これでバイトの人達もクリスマスは良いものだと思ってくれたらこれ幸い。

 SNSに写真をアップしたところ、『上手だね、パティシエになれるんじゃない?』とお褒めのお言葉を頂きました。違うんです。ケーキ屋やってたのです。もう自分でも忘れてしまいそうなのですが。。。(でも当時はクリスマス時期は忙しすぎてただの作業となり、買って頂けるお客さんの事までなんて頭が回らなかった気がしたなー)

 

 『喜んでもらえるために誰かのために作ることの楽しさ』を今回は再確認出来た一瞬でした。来年はもっともっと楽しく前向きに生きていこうと思います。時には振り返り、進んできた道が外れてないか確認しながら。

 友人に言われたことがあります。「80歳以上のおじさん100人に聞きました。『後悔している事は何ですか?』一位は何だと思う?」考えても分かるはずもなく、答えを聞いたところ、「『チャレンジしなかった事』なんだってー。だからお前も頑張れよ。」と頑張っていなさそうな友人に、さぞ名言でしょ?みたいな感じで押し売りされました。そしてその押し売り名言をかれこれ5回以上は買わされています。

 3回目からは「80歳以上のおじいさん100…」「チャレンジしなかった事っ!!」と押し売りを返品するようにしています。

 もう返品はしないで何回でも買い集めてしまおうと思います。出来るうちにチャレンジをしよう!

 

来年は、

更なる高みを目指して。

失敗を恐れず、かつ失敗しない様に。

志高く、腰低く。

健康第一。

全ては家族のため、お客様のため、自分のために。

 

 2018年は皆様にとってより良き一年となりますように。今年も精養軒をご愛顧頂き誠にありがとうございました。

店長出村のブログ:行列のできるラーメン店

  • 2017.12.02 Saturday
  • 03:58

   つい最近、調理師の専門学校時代の同級生がラーメン屋を営んでいる事を知った。卒業して以来かれこれ15年は会っていない人だが。専門学校は1年制だったので、定期的に集まったり遊んだりする事は全然なく、今でも連絡を取れるのはほんの数人しかいない。

   そんな中、同級生が勤めている札幌すすきのの居酒屋に会いに行き、色々情報をもらった。どこどこのパン屋で働いてるとか、飲食をやらずに他の職種に就いてるとか。そのうちの一人ががそのラーメン屋さんである。

   札幌市内で行列ができる程の人気店である事を聞き、無性に会いたくなり、グルメサイトで定休日を調べて、自分の休みの日に営業している日をチェック。ようやく伺うことができた。グルメサイトは全部を信用する訳ではないが、見たところ結構な高評価。頑張っている姿を想像して自分の事かのように嬉しかった。

『真摯にラーメンに向き合って仕事をしている。』とか、『並んでも食べる価値あり。』など。

 

 

   お話しもしたいので、あえて閉店間際を狙って訪問。15時までしか営業しないのに、30分前に行っても4台停めれる駐車場はいっぱい。周辺をグルッと一周して空くのを待ち、やっと停めれて入店。私のことは気づいていないだろう。ラーメンをスープまで飲み干し、先客が帰られた後を見計らってお話しした。専門学校時代、しっかりした大人に見えたが、当時の年齢は今の自分より年下と聞いて驚いた。19歳だった小僧の私からみて30代はすごい大人に感じていた。今の自分はどうなのだろうかと照らし合わせるとあまり自信がない。みんなそういう感覚にならないのかなぁーと不安にもなる。

   私が専門学校卒業した後、洋菓子屋に就職したことも覚えていてくれた。15年以上も前の事なのに。

   営業終了間際までお客さんが来られてゆっくりお話したかったけどこれ以上はお邪魔になると思い、また来ますと告げお店をあとにした。カウンター席だけの店内だし、子供は連れて行かないでまた一人の時に行ってみようと思う。

   店主の専門学校卒業後からラーメン屋をオープンさせるまでについてなどもっと聞いてみたいと思って。他人の生い立ちが知りたい衝動がある。歴史上の人物のは興味がないが、自分と関わった人のだけが知りたい欲求となってくるのは何なんでしょう。

 

   同級生のラーメン屋さんの詳細をこのブログに載せようか迷ったが、確認を取ってないから店名や外観の写真は非掲載しておこう。ラーメンの写真だけ。

   これからも行列の絶えないお店でいて続けて欲しいと願う。と、同時にこれからの自分についても色々考えさせられる貴重な良い時間となった。

店長出村のブログ:復活 [茜(あかね)のジェラード ]

  • 2017.11.01 Wednesday
  • 15:06

po.JPG

 

   夏の間品切れとなっていました『りんご(茜}のジェラード』がまた登場します!

   昨年特別な製法で1年分の茜のりんごをストックしたのですが、予想以上に反響が良く、早くに品切れとなってしまいました。今年も茜のりんごが収穫されて入荷できましたのでまたジェラードとして販売致します。

   茜は小ぶりなサイズで酸味が活きています。煮ても煮崩れしにくく、焼き菓子にしてもすがすがしい酸味が活かせるという事もあり、ならばジェラードとしても酸味を上手く利用できるのではないかとこの茜の品種を使っています。

 

 

   ジェラードと添えてあるパイにシナモンシュガーを軽く振り掛けてあります。パイと一緒にお召し上がり下さい。まるでアップルパイのような味、風味で美味でございます。

   以前より少しばかりパイを進化させました。ほんの少しの進化なのでおそらく気付かれないかもしれませんが、より美味しくなるように心込めてです。常に進化、お客様により満足して頂けるように。

 りんごの形をしたパイも添えられることもあります!写真じゃ伝わらない風味を感じていただけたらと思います。

 近くもうひと種類新作デザートが出来上がる予定なのでそちらもぜひご賞味ください♪

店長出村のブログ:さっぽろオータムフェスト

  • 2017.10.03 Tuesday
  • 08:28

   9月上旬から9月末まで開催していたさっぽろオータムフェスト。毎年ちょこっとだがブラブラするのが好きである。北海道の短い夏が終わって残暑があるかないかの頃、まさに夏から秋への変わり目、自分の中では季節の変わり目は身体に現れるので、『あぁ、もう秋かぁ〜』と実感できるのである。鼻づまり、手肌の乾燥、これが秋の始まり。うんざり。皮膚科で処方されている保湿クリームとポケットティッシュが手放せなくなる季節の到来。そう思うとやはり夏が好き。

 

   大通り公園で端から端まで10丁くらいに渡り様々なブースがある。たとえば5丁目では全道からラーメン店が1杯700円に統一して地域の有名店がテナントを連なる。オータムフェスト期間中に4回に分け、1店舗5日〜6日で入れ替わる。1杯の量が少し少なく、色々食べ比べが出来る様になっているのだが、それで1杯700円なので、簡単にあれもこれもと食べ比べが出来そうで出来ない真実。これが500円ならやってみようと思うのだが。

   調理師の専門学校の同期がカジュアルフレンチバーの店長として働いていて、毎年オータムフェストに出店していて、平日の昼間でなかなか忙しそうにしていた。ちょっとお高めな商品が多く買ってあげることが出来なくて申し訳ない気持ちがある。

 

 

   この日一番行列が出来ていたのが、新篠津村のこのブース。いちごをメインに出していて、可愛くあしらっているし、流行りの『インスタ映え』する商品だからなのだろうか。若い女性が多く並んでいた。

 

   それとは別の日だが、札幌の大通り公園のすぐ近くにある居酒屋。そこの店長さんは、私と中学校時代に同級生だった友人である。なのでたまに顔を出す。1人でも行きやすい店ということもあり、30分しか時間がないけど、と、一杯だけ呑みに寄ることもある。

   自分は全く覚えていなかったが、その人は私が将来は調理師学校に行きたいと言っていたらしく、それに影響されて友人も調理師学校に進学したという。それでお互いに飲食業をしている事が嬉しいとか言ってくれるのがまた私も嬉しい。

「儲かってまっか?」「ぼちぼちでんな」

   会えばこういう会話が最初にくる。関西弁ではないけども。

   だが、そのオータムフェストの時期は「ぼちぼちでんな」の答えが返って来ない。どうしても人の流れはそっちに行ってしまうという。夏のビアガーデンが開催されている時も同じ答えが来る。それでもさすが札幌の中心街。十分混んでいるように見えるのだが全然そうでもないと言う。

   オータムフェストは出店料は高いけど、混んでる店は売り上げは相当あるみたい。なので、「イベント期間中は店を閉めてそっちに出店したいなぁー」とぼやいていた。おそらく本音だろう。そしてそれだけ良くない影響が付近のお店には襲いかかっているように思える。

 

   イベント等に参加していないなら、それに対するさほど影響されない、もしくは相乗効果で人の流れをさらに呼び込む為の店作りを考えていこうなどなど少しばかり真面目な話しをし、後はくだらない昔ばなしに花を咲かせて帰路に着いた9月の夜。

店長出村のブログ:野菜の力 精進の時代 棚橋俊夫

  • 2017.08.31 Thursday
  • 11:49

 坊さんの説教を聞いているみたい。

 そんな感想が最初に来てしまう本でした。筆者の棚橋さんは滋賀のお寺で修行後、1992年、東京の表参道に精進料理の店を開いた方。(15年営業して今はお店はたたんでしまったそうですが)野菜の魅力、現代の肉や魚が中心となっている食卓に待ったを掛けています。すっかり脇役になってしまった野菜を添え物的にちょこっと食べただけでは焼け石に水。量を取らないと身体に良い影響をもたらさないと筆者。

 

 21世紀は野菜の時代、精進の時代だそうです。焼肉の時代はこれから来ないのでしょうか…。さみし…。

 私は精進料理といえば葬式後の食事や、法事で仕出し屋が作った決まったものしか食べたことがありません。そういう人が多いのではないでしょうか?

 

「今日、合理性・経済性を追う余り、日常生活がおろそかになりました。そのため身体が悲鳴を上げ、気づかないうちに病を作ることになってしまいます。それでは奇跡の細胞たちに申し訳が立ちません。細胞一つ一つを愛おしみ、手間暇を惜しまず細胞たちのためになることを考え、実行することがまさに精進の時代にふさわしいライフスタイルといえます。」

「ごますりは単にレシピの一過程ではありません。それは料理に向かう精神的姿勢を整えるためです。」

「神々のおわす清まった土地で採れた清まった食材を、清まった身と心で調理して清まった手でお供えする。ここにこそ料理人やサービス人の本来あるべき姿があります。」

 などなどがっつり精神論をぶつけられます。なんでしょ、思ってた本と違うというところでしょうか。もっと野菜について調理法や品種、季節ごとの産地などを知れると思いきや、野菜や果物はどんなに科学が発展した現在でも茄子やトマトを人間がゼロから作り出すことは出来ない事実。自然界の奇跡の賜物の論を投げつけられます。信仰心の薄い私には理解はできるものの、深い共感とまではいかなかったです。でもこういうのは嫌いではないので読めます!なぜならお遍路参りにいつか行きたいと思っているので。(まだまだ先になることでしょう。)

 

 食事とは体が喜ぶものを取らないといけない。感謝の気持ちを持って頂くこと。「いただきます」「ごちそうさま」は子供の頃から教わるものですね。幼稚園から小学校、中学校と給食を食べる時はみんな揃って言ったものです。

 この自然と言える感謝の言葉の意味をもう一度考えてみる必要があると筆者は投げかけます。ファストフード店やコンビニ弁当を食べる時は言わない人が多い。(そうなのかな?)ただ食べるだけの行為。(忙しい時はそういう時もあるだろう。)体の事を見つめなおせよと言わんばかりです。

 

「センスのある料理人がいくらうまく野菜を料理しても、野菜が身体に喜びをもたらさなければ精進料理にはなりえないのです。」

 精進料理とは真逆(?)の焼肉屋だが、食べて頂いた方が喜んで頂けるような仕事は続けていきたいと強く思います。そこは同じ飲食店としてやっていた筆者の棚橋さんと同じ気持ちではないでしょうか。

店長出村のブログ:多動力 堀江貴文

  • 2017.06.30 Friday
  • 03:42

   またまたたまたま本屋で見つけたホリエモンの著書を買ってしまった。買う気はなかったのに(笑)どうなんだろ。少しファンになってしまっているのだろうか。そんな事はない。新書のランキングで1位となっていたのでつい手に取ってしまう。購買心理をくすぐられているようだ。

 

   堀江氏の時間の使い方、無駄を省くことが好きな事に没頭できる時間を増やせること。ワクワクすることだけをすれば良いと言う。そんな事は無理だろうと思う人はもう過去の常識にとらわれている。一つの仕事をコツコツする時代は終わった。例えば寿司屋での修行は無駄だと。未来ある若者が玉子焼きを教えてもらうのに何年もの時間を費やすのは無駄で見ていられないと言う。オープンイノベーション(新しいプログラムやツールを作ったならば、それを公開してしまって、みんなで改良したり、新しい組み合わせを考えたりしてさらに新しいものを作ること)を前提とし、さらに美味しい寿司を作れるようにすれば良いだけで、先代からの技を一からまた自力で覚える必要はない。「寿司職人が何年も修行するのはバカ」とツイッターに投稿して炎上させたらしい。

 

   好きな事、ワクワクすることをいくつも抱えて進行して行く「多動力」の源泉は好奇心と集中力。まずは一つのことにサルのようにハマってそして飽きることを繰り返すことにより成せる業。子どもの時にバランス教育させられているせいで好奇心と集中力が養われないと言う。子どもが 一つのことに異様なほどハマると、周りの大人はドン引きして「お前大丈夫か」と揺り戻そうとして、バランスの取れた子を育てることに何も見出せない。何か一つにどっぷりハマって他人より頭一つ抜きん出ることができないと。

   そうは言っても堀江さん、なんにも周りが見えなくなるほど何かに子どもがハマっているのを見ると心配するのが親ってもんじゃないのかい?と言いたくなりますよ。ご飯も食べずにともなれば尚更。ゲームにハマって徹夜で没頭しても翌日も翌々日も徹夜できる訳じゃないからそれでも良いと言うが、大人になれば自己責任で体調管理をすらことが出来るが、子どもの時にそんな事を許す親の方がどうかしていると思う。

 

   なんにせよ時間は有限、自分の時間を無駄にしたくない思いが相当強い人だと思う。リズムが崩れるから電話に出ないと公言しているし、連絡手段はメールかLINEで用件を聞き、自分の隙間時間で返信していると言う。ほぼ全てあの常識、このやり方は間違ってると否定続きの本で読むと気が滅入るのは私だけなのか。

   否定続きの堀江氏が唯一誉めていた事が、映画「君の名は」についてだ。今の「時間感覚」を持っている若年層に2時間越えのアニメーションを見せるのは不可能と言い、無駄を省いたストーリー設定で、1時間47分に収め、スマホを使ったコミュニケーションを自然と取り入れ見事に支持されたのだろうと見解を示している。私もこの映画は観た。とても面白く観ることが出来た。簡潔にまとめられていて良かったと言うのではなく、もっと長く観ていたいと思ってしまう事が観客の心理ではないだろうか。なんでも物事、常識を斜めに斬って行くのはどうなんだろと最後まで考えてしまう。

 

   時間は有限、これは胸に秘めておこう。ちなみに本屋で見た新書ランキング2位の「はじめての人のための3000円投資生活」という本も買ってしまった。まだ読んでいないがこれも秘め事である。

出村店長のブログ:フレンチの侍 市川知志

  • 2017.06.11 Sunday
  • 07:49

 今回は過去にフランスの三つ星レストランでシェフとして働いた過去を持つ現在は銀座シェ・トモのオーナシェフの市川知志さんの「フレンチの侍」という本を読みました。

私自身、二十歳の頃、ケーキ屋で働いていたことがありまして、ヨーロッパに渡ってケーキを学ぶことを当時の社長に勧められていました。3年経ったら東京に行って修行し、その後は海外に、という感じだった記憶があります。記憶が定かではないのですが…。当時はそんなに海外に行きたいと思わなかったのです。

  

 筆者の市川さんは22歳でフレンチの世界に入り、3年後にフランス帰りの料理人に出会い、日本の野菜と水ではフランスの味は出せないと聞き、日本のフレンチは限界があるという事でフランスに飛び立ちます。

   料理人市川氏の一発奮起からフランスでの挫折と努力の末の成功、6年後に帰国してからのシェフとしての経験、からの独立してからの自伝で面白く読める本になっています。私の調理師の専門学校時代にも海外に行って料理の修行をした人は居ないので、実際に行った方の細かな内容はワクワクして読めてしまいます。でもどこか市川さんと自分が入れ替わったような錯覚になり、挫折した時は読み手のこちらが動悸と言うか焦る気持ちを持ってしまいます。

 

  労働許可証もおりず、不法就労者で裸一貫でフランスに乗り込んだ市川氏、フランスの南東部にある小さな村の古臭い小さなC級レストランで働き始めます。6年の間にC級レストランから一つ星レストラン、三つ星レストランまで働きます。約50年、ミシュラン三つ星を獲得しているトロワグロという老舗では相当良いポジションまで行き、そこでフランス最後の修行を終えました。そのトロワグロという店では、北海道留萌出身の三國清三シェフや、伝統と創造の料理人•井上旭シェフも若かりし頃修行した店で、しかも無給で働いていたが、市川氏は給料をもらえた最初の日本人だそうです。給料をもらえた最初の日本人と本書に書かれているのですが、その事を本に載せて諸先輩方にお叱り受けなかったのでしょうかね。

 

   40歳を越えてから東京白金でオープンした市川氏の1店舗目の『シェ・トモ』はミシュランの本の掲載を打診されたが最初は断ったそうです。「自分の子供が格付けされたらどう思います。どの子も三つ星でしょ。僕にとってこの店は三つ星なんだ。間違っても一つ星をつけるようやら掲載を拒否する」と。総面積二十坪という狭さに席数は二十席ちょっと、トイレは男女兼用の一室しかなくサービスのスタッフはわずか三人。客観的にみても三つ星の基準に達してないことは明白で、三つ星でなければ皆が悲しみ屈辱的な思いをする。それならばそんなものには出さない方がいい、と。

   それでもミシュラン審査員の方の説得と、誠意と親身な言葉の数々が心に沁みてきて、その人の気持ちを無駄にしたくないという思いから掲載を許可し、2008年のミシュランガイド東京で一つ星を獲得し、3年間維持したそうです。

 他店のオープンに伴い、その店を部下に任せました。ミシュランではシェフが代替わりしたら1度は星を落とすのが通例となっているそうです。

 

   熱い情熱とフランス料理に対する真摯な姿勢が尊敬に値します。

 自分の店は我が子と同等。一生そう思い続けれたなら自ずと良いお店作りができると思います。

店長出村のブログ:防火管理講習を受けて

  • 2017.05.05 Friday
  • 01:52

 先日、岩見沢で行われた防火管理者講習を受講してきました。二日間あり、計11時間ほど講習を受けてきたことになります。

 『防火管理の意義と制度の概要』『火気取り扱いの基本知識と出火防止対策』『施設・設備の維持管理』『自衛防衛』『防火管理の進め方と消防計画』の科目に分かれ、最後に効果測定をし、修了証の交付となります。

 

 まず、防火管理の重要性ということで、テキストでは平成13年に東京都新宿区で発生した雑居ビル火災についてでした。地下2階、地上5階建てのビルの出火原因は3回エレベーター付近での「放火の疑い」としかされておらず、断定はできなかったのでしょう。ここでの問題点が多くあり、防火管理のずさんさが取り上げられています。

 まずは自動火災報知機設備の不作動という事です。正常に作動していなかったのか、設備自体を取り外していたのかですらわからなかったそうです。

 次に延焼・逃げ遅れによる被害拡大の原因。エレベーターのあった階段室には防火戸があったものの、ロッカーなどの物品やビールケースといった可燃物が大量に置かれており、防火区画のための防火戸が有効に閉鎖されませんでした。ビルの外壁用のビニールシートによる広告板が避難や消防活動の障害となり、被害拡大につながったとのことです。

 元々消防による防火管理の不備の改善もされていなかったようです。これによりビルの所有者、被害のあった3階と4階の防火管理者に有罪判決が処せられたという事件がテキストの最初に載っています。日本では1年で約40,000件の大なり小なりの火災が起きていて、1日110件ほど起きている計算になります。このことも踏まえ、防火に努めなければいけません。

 

 『自衛消防活動』の科目が私たちが普段の生活にも役立てるかもしれませんので、少し紹介します。避難訓練は学生以来の私も今一度確認することが出来ました。

 もし、火災を発見したなら、まずは通報と連絡をします。大声で周囲に火災発生を知らせることと、非常ベル等のボタンを押し、119番通報をします。火災の内容が十分把握できてない段階でもまず通報し、状況が確認できしだい情報を通報します。一人で行うには多過ぎるので、近くにいる人にも協力してもらい、避難誘導や初期消火をしていきます。

 学生の時にした避難訓練では初期消火なんぞ教えてもらわず、ただ屋外に避難しましたよね。それも訓練とわかってるから本気で逃げようともせず、ただ前の人に着いて行くだけの生ぬるいものでした。話声も聞こえ笑い声も聞こえるような。そして校庭に全員避難したら校長が「みんな避難するまで〇〇分かかりました。遅い!」みたいな感じですよね?

 

 話し戻しまして、火元を見つけたら、消火器で初期消火を行います。この際、火が天井に移る前までを一応の目安とします。(燃焼状況により判断します)屋内消火栓設備による初期消火だと、多量の水を放水できるため、やや大きくなった火災にも有効です。消火器で消せる程度の火災の時に、屋内消火栓設備で放水すると、火災の損失より水濡れによる損害の方が大きくなってしまうと講師の方が仰っていましたが、急に出くわしてしまう場面でとっさに判断をする事は出来るでしょうか。火災自体、もし、万が一起こりえるかもという状況を想像し、動けるようにしておく準備はしておかないといけないかもしれませんね。

 

 大型スーパーやデパート、不特定多数が集まる場所など、毎日110件の火災が起きていればいつ何時出くわすかもしれません。お年寄りの方と一緒にいる時、小さなお子さんと買い物している時。一人でいる時等、それぞれ行動の仕方が変わってくるので、皆さんイメージをしておくことが大事でしょう。

 

 

 つい先日、群馬県のホルモン屋で火災が起きたばかりでした。肉を焼いていた七厘から火が出て、店員が消火用のスプレーで消火しようとしたがスプレーが出ず、上部ダクトに燃え移り、一気に屋根に燃え移ったとのことです。ネットで出火原因を調べてもこれ以上の情報がまだでてきません。

自分の店では大丈夫だろうか。まずは火災を起こさないことが前提とし、従業員、アルバイトが落ち着いて行動できるか、初期消火をスムーズに行う事はできるか、お客様を安全に避難させることはできるか等、確認してまいります。

店長出村のブログ:4月の防火管理講習

  • 2017.03.31 Friday
  • 03:07

 3月もたくさんのご来店ありがとうございました。年度末という事もあり、会社の送別会や、学生さんの卒業シーズン、また、新たな門出への合格祝い等、様々なシーンで利用していただけたのではないかとおもいます。一般的に焼肉屋の繁盛期は8月と言われますが、精養軒では3月が一番混み合う月となっていまして、お席をご用意できなくご不便おかけしてしまった方も多くおられると思います。とある一日は、ご来店して頂いた人数より、電話でご予約頂いたが、お席をご用意できなかったお客様の人数が上回った日がありました。私の知り合いが、以前札幌で飲食店を経営していた頃、「混み合う週末だけ店舗が広くならないだろうか」と、言っていた事を思い出しました。そんなことできるのかなー?と思っていましたが、そう思ってしまうくらい忙しかったのだろうと後になって感じた事も一緒に思い出しました。

 

 私個人では、将来は独立してお店をするとなると必要になる、防火管理講習を受講予定です。甲種防火管理新規講習というのが4月下旬に二日間あり、10時間の講習を受けなければならないのです。内容をザックリ言うと、飲食店では収容人数が30人以上だと必要となる資格で、この講習を受けて、消防署に選任届を出して承認されて初めて防火管理者になれるというものです。ちょうど精養軒の営業が休みの日に講習があります。それも相まってちょうど良いタイミングかと。

 

 以前あった事故では、『札幌中央区風俗店火災(2008年) - 札幌市消防局が再三改善指導を行っていたにもかかわらず全く従わず、自火報の電源は切られ、非常ベルは鳴動せず、防火戸は前に物が置かれていて作動しなかった。また、出火後に客の避難誘導をしなかったため、20代女性従業員2人と30代男性客1人が死亡した。業務上過失致死罪にあたるとして、ビルの所有者、店経営者、店長、防火管理者の4人(いずれも当時の肩書き)が逮捕された。』これにも防火管理者の責任が関係します。完全な怠慢な態度の結果でしょう。

 

 この講習の受講料は6,500円。食品衛生責任者講習もこれくらいの受講料だったが、こういうのは無料で受講できるようにならないものでしょうか。お客さんの命に関わる内容の知識講習なのにと思ってしまいます。この防火管理講習は、『日本防火・防災協会』だし、食品衛生はそれぞれの地域の振興局、保健所の担当だと無理なのかしら。資料の本も無料配布はできないものなのかしら。

 

image1.JPG

 只今、我が精養軒は新人が数人ホールデビューし、接客させて頂いております。まだまだ不慣れではございますが、どうか温かく見守って頂けたらと思います。店側もお客様に『また来たいな』と思ってお帰り頂けるよう教育し、また、新人が持っている初々しさや、長く勤めている事により忘れかけている部分を思い返しながらお互い切磋琢磨して共にこれからも成長していく所存でございます。私もこの講習を受け終わり次第、アルバイトを含む従業員に防火・防災に関する事柄をお互い確認しなければならないなと考えています。

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