2016年7月から2016年9月まで読まれた記事上位10位

  • 2016.11.30 Wednesday
  • 00:49

第一位:『詩の架け橋:詩集『あの日から』 曳地奈穂子
 超断トツのヒットです。福島原発の事故後、旦那さんを福島に残して、子どもと一緒に旭川に自主避難された曳地さん。3年半後に家族がいっしょに生活するようになるまでの日々の記録です。

第二位:『男脂臭:さえないおっさん達のダンス old men grooving
 京都に住む若い友人のIさんもお気に入りの動画です。


第三位:『イングリッシュ・ガーデンで
 フラフラ生きているので、先がどうなるかわからない中で物事を進められる方に、どうしても惹かれますね。 

第四位:『Englishman in Korea:韓国の英国人 
 英語と韓国語を楽しんで学べます。日本と韓国の似ているところと違いも楽しめますね。

第五位:『BBQにご注意
 皆さんツブ焼の食べ過ぎには気をつけましょう。

第六位:『思い出の歌:朝露 ヤン・ヒウン キム・ミンギ
 いま韓国は大変な騒ぎです。奥さんが韓国旅行中にデモの中に巻き込まれて、すごい経験をしたと言います。若い中学生や高校生が、次々と手をあげて、大勢の人々の前で、堂々と発言すると言うのです。

第七位:『山形のRアジョシからの自家農園野菜
 来年はバイクで東北巡りをするつもりなので、会えると思います。

第八位:『出村店長のブログ:韓国研修旅行
 店長の韓国旅行最終報告です。

第九位:『詩の旅:8月15日に フランスの抵抗詩人たち
 『雑誌楽しいわが家』、面白いですよ。各地にある信用金庫で、たぶんご覧いただけます。

第十位:『2016年第一回精養軒トリビア:バイトのみなさんご苦労様食事会と元バイトWさん
 当店のバイトはお客様からお褒めの言葉を受けることが多いのです。対応が気持ちいい、一生懸命だ、ここで働いた子どもたちはどこでも使えるよ、などなど。

 ありがたい限りです。お願い

京都食べ歩き:熟成肉繁盛店

  • 2016.11.29 Tuesday
  • 18:43

 熟成肉が脚光を浴びるようになって3〜4年ほど経ったでしょうか。流行り始めた頃に、東京と神奈川の熟成肉の有名焼肉店・精肉店を回りました。その時の熟成肉についての印象は2014年の記事に書いています。

 

 本来やる価値のある肉の熟成が、ただ流行りということで、営業面の評価だけで始めるのは、あまりに衛生上のリスクを過少評価している気がします。焼肉・食肉業界に対する評価を下げる事件が起こらないか不安な印象を持ちました。

 

 熟成肉に対するその当時の疑問は、現在も変わりません。仕入れ業者に聞くと、北海道ではもう随分下火傾向だとのこと。京都ではまだ熟成肉の繁盛店があるとのことで行ってみました。

ag1.jpg

 キムチの6種盛りです。当店もキムチを常時7〜9種類用意しております。この店では梅干しのキムチとミニトマトのキムチ、そして何故かチャンヂャ(タラの塩辛)がキムチに入っています。梅干しのキムチは、4〜5年前にけっこう流行りましたね。ミニトマトは当店でもやっております。女性のお客様に出すことが多いサラダ感覚のキムチです。当店は浅漬けですが、こちらの店は結構漬かっていました。

ag4.jpg

 ユッケジャンスープ。けっこう辛い。でも一緒に食べた二人は辛さに強いので、そうでもないとのことです。

ag5.jpg

 韓国冷麺とメニューにありました。麺は蕎麦粉の入っていない業務麺です。肉のないシンプルな盛り付け。

ag3.jpg

 天肉とウルテ。京都の友人の注文したもの。京都は今ウルテ(牛です。精養軒は豚)の柔らかいものが入荷できず困っているとのこと。ここのも、とても歯が立たない。

 天肉は全くサシが入っていません。煮込み用にはいいですが、直接焼く場合は、和牛でなければ硬くて厳しいかも……。

 

 次の写真が、熟成肉の上カルビと上ロースです。メニューの写真を見て、東京で食べた熟成肉とは違い、きれいに色が咲いていたので注文しました。

ag2.jpg

 出てきたのは、東京の時と同じく、肉の表面の変色を削っていないままです。わたしには口に入れた瞬間、変性臭のような(すみません。もっと臭い自家製チョングックチャンは平気なくせにね!!)牛肉です。一緒にいた二人は、噛んでいる途中で感じたと言っていたので、人によるのかもしれません。

 豚の丸チョウホルモン(豚白コロホルモン)と並んで、やはり現段階では当店でやるつもりのないメニューといえそうです。 

東京美術館巡り◆Ь緻郤辺

  • 2016.11.28 Monday
  • 22:39

 東京でフリーランスの仕事をしている・学生時代からの友人Rに、面白そうな美術展を調べておいてと、アイ・パッドを使って初めてメールした。

 彼女の提案は、上野でやっていたゴッホとゴーギャン展だった。美術に素人な大方の人間は多分ゴーギャンよりゴッホが好きだと思う。その証拠にわたしもゴッホが好きなのである。待ち合わせしたのだが、わたしの午前中の予定が毎日違うので、待ち合わせ時間に間に合わず、別々にみることになった。方向音痴のわたしは上野公園で道に迷い、遅れて美術館に入ったが、間違ってデトロイト美術館展の方に入ってしまった。
g4.jpg
 何の予備知識もなく書いているのだが、たぶんかつて自動車産業で栄華を誇ったデトロイトが、金のものを言わせて世界の美術品を購入したのだと思う。ところがアメリカ自動車産業の衰退とともに、夕張化したデトロイト市が、世界各地の美術館に作品を貸与して、今回の美術展が開かれたのかと想像したのだが、本当のところはわからない。とりあえず教科書にあるような有名な作品が目白押しであった。

 その中にゴッホの自画像があった。ゴッホは自画像をいくつか描いているが、デトロイト美術館にあるこの自画像を見ているうちに、わたしの心臓が妙にばたつき始めた。動悸が激しくなってきた。こんなことは初めてだ。ゴッホの唇の脇と耳の下の流れるような赤い線が目から離れない。本を買ってきたのだが、実物と全く違う色合いに驚いた。こんなに違うんだぁ〜。黄色と赤の描線が全く違うじゃないかぁ〜。素人がこの印刷の自画像を見ても、衝撃は受けないんじゃなかろうか。やはり素人こそ本物を見た方がいいんだ、と思った。
g3.jpg
 その後順路で二階にあがると、ドイツ表現主義の時代の作品群であった。第一次大戦後に始まり、ナチスドイツに<退廃芸術>と烙印を押され、作品を燃やされた芸術家たちだ。

 最初にカンディンスキーがあった。引き込まれていると、あれ、あれ、ちょっとまずいぞ。ますます心臓の鼓動が激しくなって、気分もよろしくない。休み休み観ながら、へろへろになって出てきた。Rからメールが入っていて、ゴッホとゴーギャン展を観ているという。

 次の日もRと上野で待ち合わせたのだが、遅れた。先にルーカス・クラナッハ展を見ているとメールが来た。

 国立西洋美術館で開催中。たぶん日本でただ一つのコルビジェの建築。

g5.jpg

 以前ブログでも紹介した版画家・山本容子さんの本、『犬は神様』の主人公ルーカスの名は、このクラナッハから来ている。

 ドイツルネッサンスを代表する大クラナッハ。わたしはこの人のむっちりした裸体画が、解放された気になって好きなのである。ルーカス・クラーナハ展とある。クラナハとも書かれる名の本当の発音はどれが近いんだろう。非常に見ごたえのあるもので、特に魅かれたのがいくつかあった。あとでRに言われた。
g2.jpg
 「わたしが横にいたのに気づいてなかったでしょ。最初は、気付かないふりをして冗談かと思ったけど、肩が触れるくらいにそばにいたのに全くこっちを見ないで観ていたから、ほっといた!」

 おぅ、そうどしたか、ごめんね。そう言えば学生のとき、図書館に本を返すと言って、一緒にいた友人を外で待たせた。面白い本が目に入ってそのまま館内の椅子に座りこみ、友人のことを忘れてえらく怒られたことがありましたなぁ。←当たり前だ!! 普段は半分口を開けて人の話も上の空。う〜ん、たしかに客観的に言って、社会性の欠如したアホウでありますね。
 親友の美術専攻の奥さんに、「クラナッハが好きなんて今どき変わってるわね」と言われたっけ。
 

 美術館の外でRを待った。どうしようか迷ったが、せっかく東京に来たので、ゴッホ・ゴーギャン展も観ることにした。

g1.jpg

 いくつか自画像があって、昨日の作品と同時期と思われる、全く同じ構図のものがあった。昨日のように唇と耳のところに赤い流れるような線はない。動悸の変調もなく、観ることができたが、正直に言うと非常に疲れた。←当たり前だ。二日で三つも骨身を削るように描いた作品群を見たらだれでもそうなるだろうよ。

 でもあの心臓の変調は、なんだったんだろう。

 

 ちょっと落ち着くために夕暮れの上野公園を散策した。

g6.jpg

 上野公園内の東京文化会館。近代建築の祖・コルビジェの弟子・前川國男の作品。いまだつややかな庇(ひさし)。なんかエロティックで落ち着く。近代建築素材コンクリートの庇でございます。う〜ん、コルビジェ的ざんすね。

出村店長のブログ:東京焼肉店巡り

  • 2016.11.26 Saturday
  • 09:38

 私は東京で焼肉ソムリエの受験と共に、焼肉屋を2軒食べ歩きしてきました。

IMG_3785.JPG

 

 まず一軒目は、この本『焼肉美味手帖』の監修をした焼肉屋、『焼肉芝浦』さんへ。

 一人焼肉は、あれもこれも注文するには限度があるので、東京在住の友人を誘って二人で行ってきました。

 駒沢大学駅から徒歩20分程かかるとのことでしたので、駅前からタクシーで移動です。都内23区内で徒歩20分ほどかかるのは立地的にさほど良くない所なのではないでしょうか。

 IMG_3608.JPG IMG_3621.JPG  

 さすが東京と思ってしまう土地狭さ、隣の建物との壁の間隔が近い、なのに4階建て、の、お店です。お店に入ると1階が厨房になっていて、その前を通り階段で上がります。案内されたフロアは4階、焼き台が4つ、椅子は8脚、隣の席の会話が丸聞こえになります。

 

 私たちは一人3900円(税別)の『芝浦コース』を注文しました。特選部位からホルモン類まで16種類提供されます。

IMG_3614.JPG IMG_3613.JPG  IMG_3611.JPG IMG_3616.JPG

 こちら4皿で16品目、我々の食べるスピードに合わせて、順に出てきます。タンから始まり、ツラミ(頭の肉:天肉)、サーロイン、ハラミ(北海道ではサガリということが多い)、トモ三角(モモ部位)、メガネ(おや爺注:モモ部位。今焼肉屋や精肉店の一部で、希少部位と称していますが、まったく意味がありません。牛肉を昔から扱っているプロなら大笑いするか、舌を出しているでしょう。切り落とし、挽き材・挽肉の材料です。)、シンシン(モモ部位)、ネギと大根おろしの乗った『芝浦ロース』など。内臓系はハツ、ハチノス、センマイ、シマ腸、マルチョウです。センマイとハチノスの独特の内臓系の香りが苦手な私はセンマイは食せなかったです。きれいに処理はされてはいましたが、もっとコッテリとした味付けでないと厳しかったです。

 

 マルチョウが美味でした!小腸を筒状のまま裏返して、ぶつ切りにして味付けをしたものです。B級グルメの厚木シロコロホルモンがグランプリを取ったあたりから有名になったのではなかったでしょうか。マルチョウを提供しているお店は多いと思います。だが、筒状のため、内側の洗浄が不十分になりがちと言うのと、内側を直接焼けないので生焼けになってしまう可能性が高い、などの理由で食中毒になるリスクがあると思います。それらの理由もあり、精養軒ではお出ししていません。そのため私自身他店で食べたこともほぼ無かったはずです。(レバ刺しもそうでした。他店で食べて万が一当たってしまったら…疑われるのは…) 

 リスク無く食べられる物であるならやはり商品価値があるのではないでしょうか。使いたくなります。

 コースのものは、全て一人一切れでした。今はそれが普通と言うが、品数が多いと一切れずつでも成立するものなのか、と思いました。

IMG_3612.JPG IMG_3610.JPG

 こちらはキムチの盛り合わせと、ナムル、サラダはパクチーのサラダをそれぞれ注文しました。キムチは特に変化球は無く、おいしく食べました。大根のキムチ(カクテキ)の代わりに、太い切り干し大根のキムチが入っていました。ナムルも王道の味、4種盛りなのに緑豆もやし(札幌ラーメンに入っている、一般的なもやし。大豆もやしではありません。)が半分を占めていました。

 

 問題はこのパクチーサラダです。前々から好き嫌いの激しく分かれるこのパクチー。今も根強いブーム?(再可燃?)焼肉屋では初めて見ました。最近はベトナムサンドウィッチの『バインミー』というものがパクチーがたっぷり乗ったもので、流行っているとテレビで見かけました。私は苦手ですが、友人はパクチー大好きとのことでしたので、頼みました。パクチーの香りが鼻から抜けるのがとても心地よいと友人。私はやはり苦手でしたね。東京にパクチー料理専門店が出来たそうで、連日混んでいるとの事。やはりパクチー人気はあなどれないのですね。

IMG_3618.JPG

 〆には全てのお客さんにデザートが出てきます。この日はカラメルプリンでした。日替わりで色々あるらしいです。見た目はシンプルですが、ケーキ屋にも勝るとも劣らないとてもおいしい逸品でした。焼肉を食べた後で、口の中がさっぱり、あっさりする、とはまた違うものでしたが、これはこれで成立していると思います。

 

◆焼肉 芝浦  東京都世田谷区駒沢5−16−9 駒沢ビル

 

 

 続いては、東京で6店舗を構えている『正泰苑』さんへ行きました。ネット上で常にトップを走っているお店です。10年ほど前に行ったことがあります。その時は大変混んでいて、2時間ぐらい待った記憶があります。今回は予約をして、かつ、忙しいであろう時間帯をずらして新橋店に行ってきました。サラリーマンの聖地、新橋と言われるだけあって、仕事終わりに1杯引っかけて帰るのであろう方々が街を賑わせていました。目的のお店は割と分かりやすかったです。

 

 店舗が2階で、1階がキャバクラです。入口にはキャッチのお兄さんが立っていたので、2階に行きたいのに、まずはお兄さんに声を掛けられます。その横をすり抜けてエレベーターで上に上がります。おそらく男性客は皆、お兄さんに声かけられるのではないでしょうか。

ここで誘惑に負けたら正泰苑へは行けません。

 

 無事入店し、ここでは単品で注文しました。

 IMG_3672.JPG IMG_3664.JPG IMG_3675.JPG

 まずは前菜、一枚目から、『えびとうずらの大葉揚げ』『ナムル』『大豆もやしと和牛つくだ煮のピリ辛和え』です。

 このエビの料理は正泰苑の名物メニューのようで、2本からの注文になります。ソースがチリソースでしたが、いたってノーマルのチリソースなのが残念です。もう少し変化のあるものだとおもしろいと思います。

 ナムルは全体的に味が濃いように思えました。あえて塩気を強めにしているのかな?三枚目の大豆もやしと和牛つくだ煮のピリ辛和え、温かい一品です、と書いてありました。出て来たものは到底温かいものとは言えません。ちょっとぬるいよね、という感じです。和牛のつくだ煮も甘辛く炊いているので、和牛の味は無し。お酒のあてには良いピリ辛ですね。

IMG_3666.JPG 

IMG_3665.JPG IMG_3667.JPG 

 

IMG_3676.JPG IMG_3669.JPG IMG_3679.JPG

 順に、塩上カルビ、上ミノ、内もも、ギャラです。塩上カルビはワサビが添えられていて、醤油に付けて食べます。醤油を付けることにより、ワサビの辛さが和らぐが、醤油の味一本になってしまいがちです。塩が掛かっていなくても成立するのでは?それでも良い肉を使っているのでとても美味でした。

 上ミノは丁寧に切りこみが入れられています。断面が大きく見える様削ぎ切りです。固めのところは断面にも切り込みが入っているが、食感はサクサクというより割としっかりしている印象です。しっかりタレに絡まっているのでおいしく頂きました。

 内ももは、面が大きい分、豪華に見えます。サッと炙って食べる様説明を受けたが、もっと薄くスライスされた方が食べやすいのではないでしょうか。厚いと固く感じてしまいます。

 ギャラ、青唐辛子が添えられていて、焼きあがったら一緒に食べるとのこと。いかんせんギャラが大き過ぎて飲み込むのがやっとです。精養軒でお出ししている塩ホルモンより3〜4倍は大きいと思います。

IMG_3674.JPG

 別注文で青ネギを。肉に巻いて食べるのが正泰苑流だそうです。こちらも塩味強めでナムルになっています。このままだとネギの辛さがモロにきます。肉を巻いて食べると〜…?       やっぱり辛いです。白ネギもあったので、そちらの方が食べやすいのかな?

 

◆正泰苑 新橋店  東京都港区新橋2−3−4 新橋パークビル2階 (男性の方は1階の誘惑に負けずに2階へ行きましょう)   

 

 東京の人の多さには圧倒されます。日曜の夜の繁華街に、人っ子一人居ない時のある岩見沢とはもちろん大違いです。取り入れたいもの、感じたこと、精養軒を進化させていくために、邁進あるのみであります。

 東京の店が全てがすごくて良いことばかりでは、勿論ありません。うちの店ではそうならないよう気を付けていかないとなぁと思う所もありました。 土地柄は違えど焼肉屋をやっていく上で、食べ歩きはやはり勉強になります。

京都の11月:紅葉 光悦寺で。

  • 2016.11.25 Friday
  • 00:01

 今岩見沢は氷点下11度でございます。道路は完全な圧雪アイスバーン。なんか、今年は紅葉を見る間もなく夏から冬に突撃したような北海道でございました。東京・京都の研修旅行に行く前の日から、岩見沢は吹雪いたのに、東京では半袖Tシャツを着て友人に馬鹿にされる始末でしたな。

 京都は11月初旬では紅葉にはちょっと早かったのですが、食べ歩きで京都の山奥に行った帰り、尊敬する若い友人のさんお勧めの光悦寺にぶらっと寄りました。その寺が有名なのかどうか全くわかりませんが、いい風情どしたな。今年紅葉を観そこなった皆さまに……。まだ少し早く、雨模様のなか。
a1.jpg
 正面の門から。さらに奥へ。
a3.jpg
 和服姿のお嬢さんが三人。

 中廊下の向こうへ。
a4.jpg

 ちょっと、なぜか朝鮮の古い塀を思い出させる味わい。


 頭の上はまだ戸惑い気味の紅葉。
a2.jpg
 足元にもはらはらと散っています。
a5.jpg
 手元の竹垣にも紅葉(もみじ)が。
a6.jpg
 ちょっとひと休み。
a7.jpg
 目の前の風景その一。
a8.jpg
 目の前の風景その二。段々日が暮れて来ます。英語圏の人がひとり写真を撮ってもらっていました。いい思い出になりますとおっしゃって。
a91.jpg
 頭の上にある、こころのかたち。
a90.jpg
 帰り道で。誰か有名な僧侶(?)のお墓。
a92.jpg
 あ〜、気持ちよかった。教えてくれてありがとう、さん。京都の楓って、北海道の半分ぐらいの大きさって気がする。

詩の架け橋◆東日本大震災以後

  • 2016.11.24 Thursday
  • 12:16

 昨日福島を震源とする大きな地震があった。

 福島原発事故後、福島を自主避難して旭川に住む詩人・曳地奈穂子さんを詩集をひょんなきっかけで手にした。彼女の詩集・あの日からを読みながら、<詩の架け橋>と言う言葉が浮かんだ。

 曳地さんは福島から自主避難した方だが、自主避難せず、留まることを決意した方もいる。強制避難した場所に暮らさざるを得なかった方もいらっしゃるだろう。そういう方たちの詩も読みたいと思った。ひとのこころの架け橋のための詩などと言うのはないが、それぞれの詩をつうじて、世界が無数のこころの架け橋でつながる光景をおもい浮かべた。

 11月20日北海道新聞の日曜文芸短歌欄で、田中綾北海学園大教授が紹介している。現代短歌にとって、『3・11以降』が非常に大きなテーマになっているという。次の歌は仙台市在住の留まることを決意した(<逃げないひと>)歌人・佐藤通雅さんのもの。

逃げるひとは逃げないひとを、逃げないひとは逃げゆくひとを深く傷つける

 同じ仙台市から、子どもを連れて九州に移住を決めた女性歌人・大口玲子さんの歌。
なぜ避難したかと問はれ「子が大事」と答へてまた誰かを傷つけて

 福島県いわき市在住の女性歌人・高木圭子さんの歌。
その人は明日逃ぐる人明日想ひ明日を信じて明日逃ぐる人

この最後にあげた歌に対して、「さまざまな事情で土地を離れる人たちにもそれぞれの『明日』があり、その明日を『信じて』選択したのだから、一概に傷を問うべきではない、という歌だろう。同調圧力の強い日本社会において、短歌はむしろ、個の言葉、発想を保ち続けていることに、勇気づけられる。」と解説している。

 「自主(強制)避難した」、「留まる」、「逃げるひと」、「逃げないひと」、と書きながらこころが泡立つのを感じてしまうのは、どちらにしてもこういう言葉を使わざる得ない、非日常の体験を強いられ続けたすえの、自身の決断なのだ、という思いだ。だとするなら、強いたものとは何かを、誰かに問うてもらうのではなく、わたしたちがこころの論理とともに問うことが、<詩の架け橋に>、<同調圧力の強い日本社会において、短歌はむしろ、個の言葉、発想を保ち続けていることに>なるのだろう。

京都食べ歩き

  • 2016.11.23 Wednesday
  • 00:16

 京都食べ歩き焼肉店第二弾でございます。

 

 近江牛A5クラスの牛肉を出して大大繁盛店でございますね。ここは比較的新しくできた繁盛店です。そう大きくはないのですが、別館も用意されている繁盛ぶりです。

n7.jpg

 ここ十年くらいの間に流行りのディスプレイですね。それ以前は店の中で、お客様に見えるように置いていました。今や外から道行く人に見えるように置いています。この流れに東も西もありません。昔は東京と京都は本当に違った動きでした。それがわたしたちには勉強になったものですが……。段々<どうよ、この肉路線>が激しくなる今日この頃です。

 

 最近の焼肉業界超繁盛店の特徴の一つですが、ここの店も、お店のデザインや食器にこだわりはなく、昔ながらのステンレスの食器や昔ながらの焼肉店の店舗って感じです。店のスタイルと言うより、資本投下は最小限にして多店舗展開をするということなんでしょう。前回の焼肉店と違って排煙ダクトがロースターの上にまじかに設置されています。

 

 まずは『炙りユッケ』から。

n5.jpg

 当店のメニューでいえば、焼しゃぶに近いかな。当店は北海道の名産・山ワサビを使うので、たれは違いますが……。サーロイン3枚で1200円。京都でこの値段なら高くはないと思う。それを温泉卵入り醤油だれで食べます。焼肉に、炙りユッケという名称をつけるほどに、焼肉業界では、ユッケの存在が大きかったんでしょうね。薄切り牛肉に、温泉卵入りは、札幌でも見られる定番セット。発祥は東京だと思います。牛肉は見た目ほど和牛の味は濃くなく、食べやすい気がしました。

 

 次に流行りの厚切りタン塩です。包丁の入れ方からマンゴータンとかいうお店もありますね。

n6.jpg

 写真は色が濃いですが、実物はもっと美味しそうな色でした。厚み2cmはありそう。

n2.jpg

 焼くとナイフの入れ方がわかります。全国的に人気なのはわかりますが、食べるとグニュグニュして個人的には食べづらいかなぁ。当店は梅ダレで食べますが、ここはレモンだれの他に、やや珍しく梅塩がついていました。

 

 次にミノのたれ焼です。身の厚い輸入ものです。去年から精養軒はミノの切り方を変えました。ここのはオーソドックスな切り方です。

n3.jpg

 先ほどの炙りユッケもそうですが、このミノもただたれを上からかけただけです。チェーン店の味付け方法の波が個人店にも来ているのでしょうか。誰でも調理できて多店舗化しやすく、たれをもみ込んだものより見た目もいいいのでしょうね。昔の京都なら考えられなかった気がしました。

n4.jpg

 定番のキムチ盛り合わせに、定番のナムルの盛り合わせです。ここでも中国産の大豆を使った市販のもやしでした。

n1.jpg

 チョレギサラダ。韓国海苔がかかっているのが珍しい。

 冷麺。メニューには盛岡冷麺と謳っていました。びっくりしました。とうとう京都にまで盛岡冷麺が、メニューとして登場したのです。盛岡の人はびっくりするでしょうね。ナムルがトッピングされているんですから。精養軒の手打ち冷麺は、蕎麦粉9割で、盛岡冷麺ではありません。

 個人的には盛岡冷麺も大好きです。けれど率直言えばここの盛岡冷麺はがっかりしました。美味しい不味い以前に、盛岡冷麺ができるまでの苦闘の歴史や、独自の味をまるで感じることのできないものだったからです。

 

 30年以上前、京都や大阪の焼肉店に行った時の衝撃は忘れません。あまりに東京と違っていた独自の料理だったからです。北海道はというと、当時東京と比べればあらゆる点でお話しにならない水準でした。

 今回の食べ歩きでわかったことは、繁盛店チェーン店を媒介にして、東京と京都の違いが、なくなりつつあるということでした。そういう点で個人店が独自に生き延びる道があるはずです。

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< December 2016 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

  • 落語好き詩人のアーサー・ビナードさん 突然の来店
    おや爺 (11/04)
  • 落語好き詩人のアーサー・ビナードさん 突然の来店
    わし (11/03)
  • 詩の架け橋:詩集『あの日から』 曳地奈穂子
    おや爺 (09/16)
  • 詩の架け橋:詩集『あの日から』 曳地奈穂子
    鈴木哉美 (09/15)
  • 英語を通じて知り合った人たち Д縫紂璽茵璽の英国人  スティング
    おや爺 (08/23)
  • 詩の旅:花に送られる 今野大力
    おや爺 (05/06)
  • 詩の旅:花に送られる 今野大力
    けいこ (05/06)
  • 怒りと感謝を日々の糧に:2014年のパイザ 沖縄『標的の村』より
    おや爺 (04/24)
  • 怒りと感謝を日々の糧に:2014年のパイザ 沖縄『標的の村』より
    おや爺 (04/11)
  • 怒りと感謝を日々の糧に:2014年のパイザ 沖縄『標的の村』より
    けいこ (04/10)

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM