院生で、音楽家の執事・廣島、時間通りに現る。

  • 2017.01.14 Saturday
  • 11:05

 元バイトで、東京の大手に就職も決まり、人生最高の極楽の日々を送っている・大数学者オイラー好き大学院生・廣島さんからもともと予約が入っておりました。二人というので、どうせ男同士だろうと思っていたのでございます。

 

 広島さん指定どおりに来ました。さすが人生を謳歌しているヒマ人ですな。一方もう一人がなかなか現れませぬ。遅れること一時間強。ついに御大登場です。

 

 おう!! こ、こりは!! 

 元バイトで、ドイツはハンブルクに音楽留学しておるオーボエ奏者・◎本さんではありませぬか! 聞くとちょっと里帰りとのこと。二年前、必要に迫られていたドイツ語。そのドイツ語を勉強すると吐き気がするとのたまわっていた彼女。今ではすっかりドイツ語もできております。執事の広島さんを1時間前に待機させて堂々の登場です。日本にいた時より少しふっくらして健康そうです。すぐ日本に帰って来るかと心配しておりましたが、杞憂でしたねぇ。それにしても、来てくれてありがとう。やはり元バイトで、ノルウェー帰りの中村さんと二人で、オーボエのデュオを精養軒で必ず実現してもらいますからねぇ。

 ドイツのお土産をしっかり持って写真撮りざんす。左はお供の廣島さん。よけろと言ったのに一緒に写真を撮りました。hirasan

2017年新年のテンヂャン作り。

  • 2017.01.10 Tuesday
  • 12:56

 岩見沢産青大豆を使って、2017年新年のテンヂャン(朝鮮の豆味噌)を作りました。最近の精養軒のつくり方は北海道産の米麹を加えて、大豆の香ばしさと麹の甘味の両方を狙っております。まずは一月後のチェックと1年から2年の熟成を経て使うことになります。

 

 去年末にお会いした朝鮮食文化の権威・チョン・デソン先生のお話しでは、いま日本でテンヂャンやチョングックチャン(朝鮮の納豆系味噌)を作っているところはないのではないか、ということでした。

 じっと見ると気持ち悪いかも……。hirasan

 一回の仕込みで、8〜9kgぐらいになります。使われるのが数年後というのも何か年齢を重ねると、不思議な気持ちになりますねぇ。←うまく発酵してくださいな!! お願い

2017年あけましておめでとうございます。

  • 2017.01.01 Sunday
  • 00:00

 水海道でホテルを経営している古くからの友人がいます。たまにメールを送ると、ときどき送られてくる返事は、冷やかしの返事が多いのですが、身近にありながら見過ごしてきた思いに気づかされることもまた多い、得難い友人の一人です。

 

 年の瀬の12月23日にクリスマスの記事をメールで送りました。多忙な彼女と旦那へのクリスマス・プレゼントのつもりでした。真夜中2時、3時に店の前と、地主がやらないので道路向かい側と、老夫婦二人で雪かきしています、と最後に書き加えました。

 二日後の25日クリスマスに返事がきました。有名な曲let it be meのわたしの日本語訳を、<綺麗な訳>と珍しく褒めてくれたあとで、「夜中に雪かきしている二人の姿も目に浮かび、ロマンティック」な訳と書かれていたので、ちょっと驚きました。彼女も岩見沢に住んでいたので、雪かきの大変さを経験しているのに、都会の人みたい、と一瞬思ったのです。でも考えてみると、わたしたちのロマンティックはそういうところにしかないのかもしれないな、と思い、すぐにリターンメールを送りました。

 「そうかぁ、夜中二人で雪かきって、ロマンティックなんだ。そうだよね、われわれの現実はそんなところにロマンティックが転がっているはずなんだ。もっと気づくべきだよね。ありがとう。いい歌だったでしょう。」

 

 ドラマとは違って、わたしたちの何気ない、些細な日常生活のなかに、気づかれずにいるロマンティックや、かけがえのない大切な出来事が隠されているのかもしれません。そう思えるとき、あっという間に過ぎ去る日々や、すれ違う人々が、新たな姿でわたしたちの前に現れてくるのかもしれません。←こう書いてから、数週間後の注:この文章どこかで見たことがある気がして、思い出しました。このブログの読者・秋田のわしさんの素晴らしいコメントです。わたしの半分ボケた頭の中に忘れられずに残っていたのです。ありがとうございます。

 

 次に載せる短い詩は、天野忠さんのものです。夫婦のことというより、一人にしろ、二人にしろ、人が生きる上で、わたしたちの日々のドラマティックやロマンスを教えてくれる詩に思えるのです。

 

 夫婦

 

四十五歳のお前が

空を見ていた

頬杖ついて

ぽかんと

空を見ていた

空には

鳥もなく

虹もなかった

空には

空色だけがあった

 

ぽかんと

お前は

空を見ていた

頬杖ついて

それを

わたしが見ていた。

  天野忠詩集『しずかな人 しずかな部分』より

 

 最後にだけある・はっきりと確かにある句点。わたしたちだれにでもある日常の・あたりまえの存在が、全体で一つの・かけがえのない、価値ある絵(たしかなこころの事実)のようです。

 あけましておめでとうございます。変わらないものを含めて、少しでも進化したい精養軒をお見せしようと思っております。本年もどうぞよろしくお願いします。

 新年は2日からの営業です。

 なお5日はお休みです。←えっ、はや!パンダ

 わたくし、2017年元旦初歩きの柴珍島犬・マリ兵衛でございます。今年もときどきブログに登場しますだ。

2017年のパイザ:あなたがいたから If not for you. ジョージ・ハリスン/ボブ・ディラン

  • 2016.12.31 Saturday
  • 00:00

 子どもの頃見た、今も忘れられない光景を、この記事で思い出した。おぼろげで、何かテレビの残像の様に間違って記憶しているだけなのかといぶかりながら、だがあまりに鮮明な記憶。わたしは戦後10年近く経って生まれたのだが、ときどき汚れたネズミ色の浴衣のような服を着てベニヤに滑車をつけた自製の台車に乗って杖で押しながら敗れた軍帽をかぶった男が物乞いをしている光景だ。それを近所のこども達が冷やかしているか、何も見えないふりをして歩く大方の大人たち。

 

 後に、ジャーナリスト辺見庸の本を読んだ時、戦後、国から保障を切られたため、視野の外に隠されていた戦傷軍人が日本各地の町に現れたと書いていて、その光景の背景を知った。

 

 いま福島からの自主避難者の住宅支援援助が打ち切られるという。

 歴史を学ぶと、と語った哲学者の言葉を知ったのは、英語を勉強するために買った、野末珍平の世界の名言集だった。

 人は歴史を学ぶと、歴史から何一つ学んでいないことが分かる。We learn from history that we do not learn anything from history.

 本当にそうなのだろうか。

 

 11月20日の北海道新聞に、講談社ノンフィクション賞を受賞したジャーナリスト・安田浩一の講演抄「差別のない社会を目指して」が載っていた。ヘッド・ラインは、「無視や黙認は、加担することと同じです」とあった。

 

 各地で増殖したヘイトスピーチについて、2013年在日コリアンが多く住む大阪・鶴橋で、『在日特権を許さない市民の会』などのデモで、女子中学生が「南京大虐殺でなくて鶴橋大虐殺を実行しますよ」と声を張り上げました、と紹介しながら、差別の対象は外国人だけではありません、と続けている。

  「偏見」について、きびしい闘病生活を送りながら快活に生きる・若い尊敬する日本の友人が、「偏見とか、固定概念とか、そういうものが人々を守っている側面も大きいと思うんです」と書いていたので、真意がよく分からなくて聞き返した。

 

偏見や固定観念で、バランスをとらざるを得なかったと言う方が良いかもしれません/心底、必要なかった、と思うまではその人のバランスに必要なんだと思います/悪いとわかっている事でも、代わりにより良い事を得られる自信がないと、なかなか手放せないものなんじゃないでしょうか/なので、僕自身も、このフリーハグの様に、より良い未来の可能性を感じさせる事にフォーカスして生きていきたいと思ってるんです」 

 

 そうなのだ。えらそうなことを言ったって、わたしだってこころの底は、差別や偏見に溢れている。

 こころのやさしいかしこい友人を持つのは幸せなことだとしみじみ感ずる。

 

 今年ほどいろんな方との出会いもなかったと思います。杉山さんをはじめ、新聞や本を通してだけの方々や実際お店に来ていただいた方、このブログを通じて知り合えた方、世界に誇る・独創の心理臨床家・河野先生、詩人アーサービナードさんを始め、長年の想いが通じて、ようやくお会いできた方々、引っ込み思案なわたしには考えられなかったことです。今年も一年ありがとうございました。

 常連の方、見知らぬ方と、このスクリーンを通じてお会いできるのを楽しみにしております。←えっと、実際にお客様としてお店に来ていただけると、さらにうれしいおや爺であります。←急に商売するなよ、おや爺よ。hirasan手

 来年が、福島や熊本、沖縄のひとびとに、世界のどこかの・苦しみの中にある人々に、精養軒に来ていただいているお客様に、平和で、普通に生きる日々が訪れることを願いながら。

 

If not for you
あなたが いたから


If not for you,
Babe, I couldn't even find the door,
I couldn't even see the floor,
I'd be sad and blue,
If not for you.
きみがいなければ

あの部屋で 今日も ヒザを抱えて、

ひとり 出口にも気づかない

立ちあがるなんてムリ

クズだって思ってた

もしきみがいなければ


If not for you,
Babe, the night would see me wide awake
The day would surely have to break
But it would not be new,
If not for you.

きみがいなければ

一晩中眠ることもできないまま

朝の陽射しを迎えたのに

新しい朝だ って感じれない

もしきみがいなければ


If not for you
My sky would fall,
Rain would gather too.
Without your love I'd be nowhere at all,
I'd be lost if not for you,

きみがいなければ
ぼくの空はがらがらと崩れ

雨が瓦礫のように降りしきる

きみのふかい悲しみにふれなければ

ぼくはいまだに居場所のないまま

あてどないまま

もしきみがいなければ

 

If not for you,
The winter would hold no spring,
Couldn't hear the robin sing,
I just wouldn't have a clue,
If not for you.

きみがいなければ

長い冬がたとえ終わっても

春を告げるツグミの歌だってぼくには虚しいだけ

何一つ気づかず わからないまま

生きる価値などないって思ってた

もしきみがいなければ

 

If not for you
My sky would fall,
Rain would gather too.
Without your love I'd be nowhere at all,
I'd be lost if not for you,

きみがいなければ
ぼくの空はがらがらと崩れ

雨が瓦礫のように降りしきる

きみの愛をしらなければ

ぼくはいまだに居場所のないまま

あてどないまま

もしきみがいなければ

 

If not for you,
The winter would hold no spring,
Couldn't hear the robin sing,
I just wouldn't have a clue,
If not for you.

きみがいなければ

長い冬がたとえ終わっても

春を告げるツグミの歌だってぼくには虚しいだけ

何一つ気付かず わからないまま

生きる価値などないって思ってた

もしきみがいなければ

      (ボブ・ディラン作詞作曲 ジョージ・ハリスン版訳:おや爺)

 

注:ビートルズが解散して、ジョージが出した3枚組のソロアルバムの中のナンバー。一番気に入っていた曲。当然ジョージの自作だと思っていた。ある時レコードのラベルを見てボブ・ディラン作詞作曲とあるのを発見して驚いた。

出村店長のブログ:志高く、腰低く もうすぐで2017年の幕開けです。

  • 2016.12.30 Friday
  • 03:06

 10年近く前に精養軒でアルバイトをしていた渡部(ワタベではなく、ワタナベ)という男がいました。この男がなかなかすごい奴でして、今は東京都文京区の小石川と言う所で今年からイタリアンのお店を経営しています。

 以前勤めていたイタリアンのお店の時から、「そろそろ自分の店をやります。」と意気揚々に熱く語っていた彼です。年に一度は彼が帰省した時に熱い話を聞くがために夜中の岩見沢の街中の飲み屋さんへ足を運びます。よく話す彼と、聞き役に徹する私。話したい事や聞きたい事もあるが、なかなか聞けないことが多いのです。なんせ彼が良く喋るのです。7:3、いや、下手したら9:1で彼が喋ります。良い特技というか魅力というかお喋りが過ぎるというか。良い意味で!元々の天性というのがあるのなら、それプラス努力ももちろんしているでしょう。彼の話には惹かれるものが多々あります。そんな渡部さんがやるお店にとても行きたかったです。

 こないだの11月、東京に試験と焼肉屋の食べ歩きに行った際、高校の時の同級生で東京在住の友人二人を連れ、やっと行くことができました。

 

 住宅街のこの小石川で、本当に住宅街内で営業しているので、彼を知ってる方か、ご近所さんしか気付かれないような場所でひっそり(?)とやっています。予約を6時にしようと連絡をしましたが、その時間は他のお客様で手が離せないので7時にしてほしいと言われました。もちろん7時でオッケイ。そうなるのも解る。なぜなら彼は一人で回しているのだから。いらっしゃいませのおしぼりから、最初のドリンクを提供し、厨房に行って料理を作り、提供し、追加の飲み物を出し、また料理を作り提供し、お客様とのお話をしつつ…と、全てを賄っています。それがどれだけ大変なことやら。

 

 同級生の友人と6時前に彼のお店の最寄り駅の茗荷谷駅で待ち合わせをし、近くのチェーン店居酒屋で、1杯310円の格安ともいえるビールで軽く喉を潤し、6個で210円の餃子をつまみ、談笑しました。友人は東京で和食の料理屋で働いています。高校卒業と同時にオーストラリアに5年間ワーキングホリデーに行き、その後日本に帰ってきて調理師免許を取り、東京で暮らしている友人。財布の中身が寂しい時はここのビールを良く飲むんだ。と言っていました。これからイタリアンに行くのにその前に中華料理チェーン店に行くのもまた乙です。普段は絶対にしないコースでしたので。

 

 予約した7時になり、彼のお店『In Bosco』に向かいました。まだお客さんも居る中、笑顔で迎えてくれる渡部さん。彼の笑顔で虜になるお客さんも多いことでしょう。忙しい中でも料理の話や、東京での話もしてくれます。素材を大事にしている料理の数々。お客さんからも話しやすい雰囲気を作るのが上手な彼、一緒に行った友人とも色々お話ししていました。岩見沢で私と居る時はなぜその雰囲気を作ってくれないのー!と叫びたくなります。

 『志高く、腰低く』

 彼が好きな言葉としているフレーズです。お店に行けばその理由も分かる気がします。料理で世界を変えたいとまで豪語していた昔、本当に何か変えてしまうのではないのかと期待しています。

◆In Bosco

東京都文京区小石川5丁目13−6

 

 

 昨年の暮にこのブログで書きました、一年が早く感じてしまうことを表す『ジャネーの法則』(http://blog.seiyouken.moo.jp/?eid=1187630)を、今年も実感しております。とは言いつつも、前年はクリスマス後に雪が積もりだしたと、書いていました。今年は11月から雪が積もりだしたので、去年はそんなに遅かったっけ?と、忘れていることも多々。やはり一年はちゃんと一年が流れているのですね。

 今年も色々な事がありました。SMAPの解散報道で始まり、大ファンの妻に振り回されスポーツ新聞を買いに行かされ…ってそっちの出来事は置いといて。韓国へ研修旅行にも行かせていただきました。新デザートのリンゴのジェラードもメニュー化しました。(ご好評ありがとうございます☆)これからもまた新デザートの開発をしていきます。(アイス屋ではないですよー)

 そして最近からなのですが、長年精養軒の厨房を守ってきたパートのMさんがしばしお休みする事になり、今、在籍する従業員でお互いカバーしながら営業しています。『ピンチ』ではありますが、しっかり『チャンス』に変えてこれからも邁進していく次第です。

 

 年末年始とたくさんのご予約ご来店誠にありがとうございます。お席をご用意できずにお断りしてしまいましたお客様、大変ご迷惑おかけしております。精養軒は大晦日31日、元旦1日とお休みを頂いて、2日から営業いたします。2017年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 2017年が皆さまにとって素晴らしい一年となりますようご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

寿し健さんがなくなって一年。

  • 2016.12.26 Monday
  • 13:53

 年も押しせまった、去年(2015年)12月27日に、岩見沢のヘンな寿司屋・寿し健の主人・健さんは突然亡くなりました。亡くなる前日には、退院したら好きな競馬をやるんだと言っていたといいます。

 

 健さんが亡くなり、しばらくしたある日、建築屋さんと親しいお客さんが店の中のものを解体したり片づけていました。ちょうど精養軒の前で顔を合わせたわたしに、そのお客さんが、「ガリいっぱい余っているんだけど持ってくかい?」う〜ん、健さんとこのガリ、えらいこと立派でおいしかったけど、もらってもなぁ。

 いいですわ、と答えました。かれは、頷いて、独り言のように、そうだよな、焼肉屋がガリいっぱいあっても困るよな、と呟いて、車に乗り込みました。

 

 アオキ電気に行く途中で、解体中の寿し健さんの中を覗くと、傾いていて有名だったカウンターを取り壊わしていました。何回そこでビール瓶を倒したっけ。健さんとカウンターに狭く座った常連さんたちの、その時の共犯者の様な・妙にうれしそうな顔が思い浮かびます。

 中に妹さんがいました。残念です、と声をかけると、何か持って行きませんか?と聞かれました。

 そうだ、奥さんが、寿し健さんとこの寿司ネタ仕掛けの柱時計をおもしろがっていたっけ、それを想い出に、毎年12月に焼肉屋に飾ろう。健さんも笑うだろうなぁ。妹さんに時計を申し出ると、喜んでいただけました。

 常連客と健さんの煙草の煙とヤニで表面がコテコテになっていたのを、何とか拭きとりました。ごめんなさいね、健さん、精養軒ちょっときれい好きなんで……。という訳でこんな時計を今年も、今飾っています。去年は誰も気づかなかったなぁ、いや一人だけ気づいたか知らん。

 健さん、遅れるんですよね、この時計。

 なんか、焼肉屋にシュールだ。ちゅん手

 好きでしたよ、健さんのこと。

思い出の歌:クリスマスをゆっくりとお過ごしください。let it be me

  • 2016.12.23 Friday
  • 08:00

 エヴァリー・ブラザーズの大々ヒット曲<let it be me みつめていたい>。わたしの世代の人なら一度は耳にしたことがあるんじゃないかしら。

 これは恋愛の歌なのでしょうが、もっと広げて祈りの歌と解釈したいおや爺でありますね。祈りの対象は、神であったり、信念であったり、この世界の苦しむ人々であったり、歴史の進歩であるかもしれません。いまだ遠くにいる、まだ見ぬひとや、すぐそばに当たり前にいて、かけがえのない価値に、わたし(たち)が気づかない人やものでもあるかもしれません。

 

 全然知らなかったんですが、ビートルズのジョージ・ハリスンが歌っているんですよ。これが彼らしくってすごくいいんです。ユーチューブのコメントを見ると、生前は発表していなかったみたいですね。

 マーティン・スコルセッシ監督の映画のサウンドトラック<living in the material world>のボーナストラックに入っているそうです。これもこの曲に象徴的なタイトルですね(確かハリスンの最初のソロアルバムも同じタイトルだったような……)。<物質世界の中で>と普通訳すんでしょうが、<金拝主義の世界で>としたいおや爺であります。 

 

Let It Be Me
みつめていたい


I bless the day I found you
I want to stay around you
And so I beg you
Let it be me
あかるい朝

を 迎える

のが 怖かった

日々

あの日 

きみと出逢えたことを
 祈るように感謝してる
きみのそばに いたいんだ
お願いだ
そっと見つめていたい

Don't take this heaven from one
If you must cling to someone
Now and forever
Let it be me
このやすらぎを奪わないで

きみのとなりで

このまま 

きみを 


Each time we meet, love
I find complete love
Without your sweet love
What would life be?
みつめるたび

きみへの想いが深くなるんだ

きみのいない世界で

どうして生きて行けただろう


So never leave me lonely
Tell me you'll love me only
And that you'll always
Let it be me
だから ねぇお願いだ

ひとりにしないで

そばにいさせて

このまま きみを

みつめていたい
        (ジョージ・ハリスン版 訳:おや爺)

 

 以下のビデオは、わたしの大好きな映画『スタンド・バイ・ミー』の監督、ロブ・ライナーの映画<flipped>です。まだ観てないんですけど、ちょっと意味深な題で、そそられますね。この予告編を見ただけでも、こういう映画を作らせると、非常にうまい監督であることがわかります。



 

 韓国の軍事独裁政権下を生き抜いた、有名なフォーク歌手たちが、同時代を生きたひとびとへの想いをこめて歌うヴァージョンも好きです。よろしかったらご覧ください。最初の曲です。

 なんか、好きな人の横顔を見ているのが好きなんですよね。

 この記事を、ms.maryと京都に住む若い友人夫婦、24日おまかせのコースで来られる若い爽やかなカップルのS様、同時代を生きる人々に送ります。

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